2011年08月31日

最近みた、原発関係の動画三本

☆1: ドイツZDF-Frontal21 福島原発事故、その後(日本語字幕)

☆2:8/28 ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図 3」

☆3: 第5回目調査 福島第一原子力発電所から飛散している、放射性物質と放射線量の実態調査を行うために結成した放射線調査チームが、2011年8月6日、17日、18日、19日に行った、第5回目調査報告です。 - 2011-08-30
ページ中の動画は、「グリーンピースインターナショナル放射線アドバイザー ヤン・ヴァンダ・プッタ氏のお話し」


NHKの「ネットワークでつくる放射能汚染地図3」を見た。
赤ちゃんのいる家庭の室内の線量1.2マイクロシーベルト/h が屋根の除洗で0.6まで減った。
科学者木村氏は、この事が示す意味をていねいに優しく、赤ちゃんの家族に説明していた。まかり間違っても、何年後に何病になるだの、DNAの二重らせんを切断してなどと、そんな恐ろしい話しはしなかった。絶望させるような恐ろしい話をしないのは当然といえば当然だし、実際、ここに何年も住み続けるのでない限り、大きな被害はないと思う。(…よく分からないが。いざとなると確信がもてない)
法定1ミリシーベルト年間は超えてしまうのは確かだけど、しょせん法律の問題にすぎない、というスタンスを取るのも、赤ちゃんとその家族のためならいいかもしれない。また、番組は、「いづれこの場を去った方がいいのかなぁ」という選択を選びつつある家族の気持ちも映し出していた。


☆3のグリーンピースの会見では、除洗していったんは線量が低くなってもまた高くなる場合もあることを言っていた。地中にもぐっていたセシウムがふたたび地表に出てくるという。これは、植物の根に吸い上げる性質があるため。いかに、長期的な視野に立ったプロジェクトが必要か、ということだ。
また、短期的には、汚染されたモノが拡散するのを防ぐこと。保管と管理、ということをしないといけない。
ヤン・ヴァンダ・プッタ氏は質問に答え、ボランティアや自治体に任せるのは無理があり、中央政府が責任をもって取り組む必要を強く説いていた。
そして除洗プラス避難、という方向を強く示していた。

ここらへん、「新しい首相」が、強く国際的に注目されていると感じさせる内容でもあった。


☆1はわずか10分弱の中に、現地に取材した内容が見解とともに入っていて、何が何やら分からなくなっているうちの子どもにもURLを教えたもの。

優しくぼかしすぎると何が何やらわからなくなり、逆にゲスな危機意識の持ち方が跳梁跋扈しはじめるような、いやな感じがする。
事実から目をそらしてばかりなのもどうなんだろう?


あと、NHKに思うのは、赤ちゃんの家庭に優しくするのはいいが、その優しくやんわりを、政府や東電、経産省に対してももつなら、そんなのは大きな大間違いだ、ってこと。

それと日本オリジナルばかりではなく、国外の見解も取り入れていいのではないかということ。



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2011年08月22日

人間は放射線を浴びてはいけない生き物なのです / マル激トーク・オン・ディマンド --ビデオニュース・ドットコム-- もしくは、「1ミリシーベルト」が意味するもの

■まえふり
原発の事故以降、放射線の恐怖についてよくなされたのは、「正しく怖がりなさい」とか「怖がりすぎず、怖がらなさすぎず」(にいなさい)など、「そんな器用なことができるかっ」という無茶な相談だった。

人のツイッター見てたら「むしろ人間の正しい怖がり方を教えて下さい」というのがあって可笑しかった。
今でこそそんなことはなくなったが、わたしも大昔は、男性という男性全部が強姦魔に見えて怖くてならなかったし、最近ではピンポンならす訪問者がみんな新聞の強引な勧誘員に見えて怖い。もっともこれは50%の確率で当たってたりする。

しかし、「正しく怖がる」という器用な心理状態を、事故後の今は保っていなくてはならない。
というか実は、事故が起きる前から、「原発」というものが存在する以上は保っているべきだったのだ。
ところが、 念のいった「安全神話」 のせいでその機会は失われた。
だからといって安全神話がなかったなら、みんな正しい怖がり方をキープしながら生活し得ただろうか?
わたしは、無理だったと思う。
想像するに、原発近くのある人はキープできず放射能恐怖症に陥り毎日ビクビクしたあげくに不眠症や胃潰瘍。ある人は我慢ならず「原発反対」という市民運動を立ち上げただろう。おとなしく正しく怖がっているだけなんて、人の暮らしじゃないと思う。


■ここから本文

以下、文字起こしではなく(文字起こしは非常に神経を使う作業なのでたまにしかできないのです)わたしの直感的理解と感想が大半なので、ぜひ本編を見てください。月額500円は決して高くありません☆


マル激トーク・オン・ディマンド 第539回(2011年08月13日)
「人間は放射線を浴びてはいけない生き物なのです」
ゲスト:崎山比早子氏(高木学校メンバー・医学博士)



この回は、被曝という事態に対して、あるいはその意味づけをする科学というもの対して、どのような認識を持てばいいのかを追求してくれた。
ことに、科学者によって言うことが違うというのはどういうことか? 科学とは政治や経済から独立したもっと純粋/客観的なものじゃなかったのか? という疑問に答える。
さらに、実はよく知らなかった、「ミリシーベルト」という単位について。

今も、東電や原子力委員会、原子力安全・保安院などなどに対して怒りは収まっていないけれど、あえて怒りの念はわきにおいてこの回を参照する。同様に、乳児幼児をもつ親の心情も今は脇に置いて考えてみる。


Q:1ミリシーベルトというのは、何を意味するんですか?

A:全身にある各細胞に、放射線が一本づつ通るのが、1ミリシーベルト。(成人の場合)全身に細胞は60兆個あるから、60兆本放射線が通る。ただし、DNAに当たるとは限らない。また、DNAの二重らせんのうち一本に当たっただけなら修復できる。
二重らせんの2本ともに当たると切断される。ただ、2本鎖切断でも修復できないとは限らない。
また、一回に100ミリシーベルト浴びるのと、10回で100ミリシーベルト浴びる場合はリスクが違うと言われる。実験的にも期間が長いほど修復される。


(図解入りだと、このブログが参考になる。↓↓
放射性物質〜11 by ブログ・万年山にあきふかく)
細胞模式図 by かがくナビ

ということで、何重にも修復の機会があるので(神保さんは「保険がある」と表現していた)、人とはさすがに放射線だらけの中を進化してきた生物の果てだけのことはあると、感心した。それに、幾分安心した。

わたしも1ミリシーベルトの意味することなぞ知らなかったので、なるほどおと深く納得。
ネットにはグレイとシーベルトの関係など難しいことはよく書いてあるが、こういうのは意外とどこにも書いていない。


それにしても60兆個全部に浴びるというのはすごい話だ。数が数だけに、細胞のうちのどれかのど真ん中を通過し、DNAを直撃する確率は、いくら修復してくれるとしても無視できない。

さらに子どもの場合、成長過程であるから、DNAのコピーとそれを設計図にした細胞分裂が盛んに行われている。「年間20ミリシーベルトまで安全」という考えに従うと、全身の全細胞の一個一個に、放射線が一年間で20本ずつ通る、ということで。その中のどれかが、今まさに活発に活動している細胞のDNAを直撃するかもしれないのだ。発がんのシステムは現在の科学はほぼ解明しており、遺伝子の損傷によるものだという。

ましてや100ミリシーベルトまで許容など言い出したら、全身の全細胞いっこいっこを100回も通過なのだ。


Q:どうして学者によっては、100ミリシーベルトまで安全というのか?

A:学問ではなく、経済なり社会なりのレベルで言っている(のでしょう)。
  学問としては、そのような考えは論外。現在、発がんの仕組みはDNAの損傷によると、科学として解明されている。

(ここで図を出し。100ミリシーベルト以下の低線量被曝について「証明」するには、10万人を10年間追跡調査しなければ「証拠」のデータはでず、そんな母集団の大きな調査は無理。そこをわざと利用した言い方をしている。といった意味の説明が入る)

高木学校

崎山氏が属する 「高木学校」 は、市民の立場に立ち、市民の不安を共有することを理念とした科学者(市民科学者)を育てる場であるという。
わたしも今回初めて、高木学校および創設者の高木仁三郎という人を知った。
(たとえば何をやるのかというと、医療被曝問題などがあり、世界中の1/3のCTスキャンが日本にあるそうである)

Q:今、高木さんが生きていたら、この状況の中何をしたと思いますか?

A:(なくなった人の事だから非常によく考え)もっと、海外の人と一緒にしたんじゃないかと思う。海外の科学者から見ると日本は閉じている。彼は、そういうところは、外に向かってやっている人でしたから。
情報が向こうへ行って、国際的な市民科学という立場から、原発を収束させる方向でやっていったと思う。
収束させることが一番なので、そこに集中したと思う。



☆ ☆ ☆


先ほどツイッターで得た情報。
SATURDAY, AUGUST 20, 2011
放射線研究で世界に冠たろうとする山下俊一教授、独シュピーゲル誌とインタビュー
ドイツのシュピーゲル誌のインタビューに応じた長崎大・福島医大の山下俊一教授、いろいろと過去の発言について鋭く突っ込まれています。


最後のほうの山下氏、
シュ:あなたはご自身の数々の発言のため世間で物議をかもしている。あなたを刑事告発したジャーナリストがいるし、反原発の活動家は……

山下:……そういう人たちは科学者ではありません。医師でもなければ放射線の専門家でもない。研究者が研究を積み重ねてきめた国際基準についても何も知りません。皆さんが噂や雑誌や、ツイッターの情報を信じているのを見ると悲しくなります。


山下氏は、科学者や詳しい専門家が多く山下氏を批判しているのを知らないのだろうか?
仮に山下氏にたくさん譲歩し、深刻になっている福島県民を励ましたいから、と解釈しても、もっとマシなアドバイスはできただろうし、今もできるはずだ。

なのにこの人は
シュ:どれくらいの人が被験者になるのか。

山下:200万人の福島県民全員です。科学界に記録を打ち立てる大規模な研究になります。政府は原発事故の被害者に対する補償金について先ごろ決定を下しました。そうした補償プロセスを通じて、県外に避難している住民の方々にも連絡を取りたいと考えています。


と、関心の方向が癌予防やリスク低減ではなく、実験の方へ行ってしまっている。

いくら「避難」や「疎開」が大変だからといっても…

山下氏は、悪人というよりも、どこか奇態な精神構造をしていて、独自のワールドを完成させてしまっている。だから誰の話にも耳を貸しそうにないのだ。しかも福島に移住して、本格的にマッドサイエンティストとして活躍する気だ。

とてもじゃないが、この状況には、誰か第三者が介入しなければ。
必ずしもぜったいにみんな癌になるとかならないとかではなくても、科学者一人はきつい。


☆ ☆ ☆


だんだんと頭がクラクラしてきた。
さらに今見たら、
非常事態!実はもう手がつけられない!共用プール付近から水蒸気が噴き出している〈原子力緊急事態宣言>
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/714.html
投稿者 広島県内 日時 2011 年 8 月 21 日 21:42:07:


↑もういやだ…。

しかし、以前よりは、正しく怖がれそうな気がしてきた。


というか、正しく怖がると正しく怖がらないより、もっと怖い気がする…


☆ ☆ ☆

さっき試しにサイエンスポータルというところ見たら、元原子力安全委員会 委員長代理 松原 純子 氏というひとの文章が載っていた(掲載日:2011年5月7日)
政府系の人にしてはマシなことを言っているように思ったけど

「『どんな微量でも放射線は発がん性の影響がある』という前提は現実的でない」などと、やはり時代遅れなことが書いてある。崎山氏の話を参照すれば、幾重にも修復のチャンスはあるとはいっても、「影響がない」とはいえない。

「市民科学者」であるのとないのでは、頭のさえ方が違うのだろう。
この人の立場としては、ちゃんとした事を言っている気はするが…

「(原発を作る)工学(管轄:経済産業省)にとっての放射線の量の感覚にくらべ、放射線防御の立場(管轄:文科省)にとってのそれはきわめて微量である」というのは、いかにヒトにとっての原発が扱いがたいものかをあらわしている。


☆ ☆ ☆

正しい怖がりのための材料が、そろってきた。

1ミリシーベルトの定義にしろ、バズビー氏の「空中などの複数の核種」、さらには、食べ物に注意する必要性、あるいは

あと必要なのは、データだ。
野菜や魚介、卵、牛乳など、ちゃんと計測して数値を出さないといけない。



チェルノブイリでは、「今これを食べたら10年後に死ぬ」と言われても、貧しくて食べ物が他になく
「これを食べないで今死ぬよりも、今これを食べて10年後に死ぬ方を選ぶ」
といって、知っていて危険な食品を食べたという。
(広川隆一氏がニュースの深層で語っていた)

それくらい貧しくて、選んでいることができない人が多かった。

日本なら、そこまでは貧しくないはずだ。
内部被曝を最大限へらすようにすれば、かなり被害は減らせる。
崎山氏も、この点、図とともに教えていた。


広島、長崎、チェルノブイリの人々がすでにいろいろな事を教えてくれている。

その知見を生かせないでいるのは、日本だけだという。

山下氏、どんな「実験」をする気にしろ、そっちのほうが先決ではないだろうか!!





☆ ☆

崎山氏牛肉からも高濃度の放射性セシウム検出 放射能が身体に与える影響を考える 崎山比早子 元放射線医学総合研究所主任研究員・高木学校メンバー インタビュー (ダイアモンドオンラインの7月15日インタビュー記事。



posted by sukima at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

放射線リスク欧州委員会(ECRR)クリス・バズビー博士は何を言って帰って行ったか?

ツイッターでその名が頻出したため気になっていたバズビー博士、やっと分った。

博士は、
福島報告 福島は内部被曝が放置された深刻な状況 ECRRのバスビー博士が福島県内を調査 (ビデオニュースドットコム)
にあるように、<子どもの安全な教育環境を求めて、郡山市を相手取り、仮処分申請を出した子ども14人の代理人弁護士らの招き>で来日した方。

この子ども14人からして行動人として偉いのだけど、さらにヨーロッパのこういう博士も呼んでいたのだ。

上記番組を見ると、↓この会見とだいたい内容同じなので、どっちかを見るといいかなと思う。


放射線リスク欧州委員会(ECRR)クリス・バズビー博士記者会見 主催:自由報道協会

国際放射線防護委員会(ICRP)と立場を異にし、内部被曝を重視している
放射線リスク欧州委員会(ECRR)のクリス・バズビー博士が来日します。

博士が独自に採取したチリの放射線核種分析結果の公表などを行なうとともに、
事故後、初めて福島の市民と交流した感想などについて報告する記者会見を行ないます。



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posted by sukima at 03:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月23日

続続続・子どもだけでも避難(疎開)、という案はどうなっているのか?

このブログでは5月4日に「20ミリシーベルト」撤回要求 対政府交渉-福島の子どもたちを守れ!という記事をアップした。

この交渉は、法律では年間1ミリシーベルトしか浴びてはいけないことになっている放射線を、政府は20ミリシーベルトまで安全とした、それへの撤回要求を文科省と原子力安全委員会相手に行うものだった。が実質は、除洗の妨害をしないでくれといった、ごくごく最低限の要求をのませるのに精一杯で、役人の話しの通じなさには見ているだけで疲弊したのだから、実際に交渉に臨んだ人たちの苦労がしのばれる。

そのためではないが、しばらく交渉を見れていなかった。
それが、7月19日にも政府相手の交渉があり、WEB Iwakamiのユーストで配信されていたので見てみた。

そのアーカイブ
【福島報告】 「国が安全と認めた所には留まって頂く」 霞が関役人の冷酷(田中龍作氏の記事)


当方なかなか全部を見れなかったのと、聞き取りづらい部分もあったため不十分であるが、把握し得た分を私情もまじえ伝達する。



■福島県民も、他の国民と同じく、無用な被曝を避ける権利ありますよね?

…という質問が、交渉にあたっての前提確認として役人に投げかけられた。

当然どの国民にも等しくあるに決まっているもので、どこかの県だけ違うなどあるはずはないし、原発事故があったからといって変わるわけがない。

のであったがその答えは、ノラクラ、ノラクラ、ノラクラ…

あまりノラクラしているため、数回繰り返して質問するもノラクラノラクラ…

役人は、「できる限り、努力してーー」とか言っていた。

この段階で、ハッキリと憲法違反なのが判明したってことだ。


■外部被曝ばかりではなく、内部被曝も考慮すべきだと思いますよね?
■内部被曝の計算方法を教えてください

今だに決まっていないらしいこの問題、役人の答えがわたしにはよく分らなかった。
彼らが言うに、空間線量を1.5倍したら内部被曝も入るみたいな、適当なことを言っていた気が…
(一応メモしながら聞いているだけど、要領を得ない話しほど理解しにくいものはないのである)

交渉側はいろいろ聞き、そのたび辛抱強く答えを待つのだけど、ほんとに変な事ばかり言う。
たとえば、空間線量に関しては、どこをどういう風に調査しているのか聞くと「自動車走行サーべー」なるもので測っているというのだけど、自動車で適当に走るだけで分るのかどうか? また、役人が言う内部被曝は、土壌から舞上がった分を吸い込む呼吸器への内部被曝を多少考慮しているだけで、口から入る食品のことはさして考慮していない様子。

つまるところ、役人(役人というか「現地対策本部」というを作ったらしく、交渉相手がそれなのであるが、現地対策本部なら現地にいるはずなので、協力しあうならともかく交渉するの変だなと思うのであるが、ともかく並んでいる相手は「現地対策本部」らしいのである。そしてまた福島親サイドが「あなたたちが政府そのものなんです!!」と強く呼びかけていたように、直接訴える事のできる相手は「現地対策本部」に絞られている様子だ)


そして、内部被曝について役人は、「個人の生活パターンによって違うので」と言い訳ばかりしていて、その違う分も織り込んだ計算方法を出せないのか?

そんなで、内部被曝に関して、はかばかしい答えを出せないでいる。

内部被曝量をまじめに出すと大変大きな数字になるため、わざとノラクラしているのなら、まさに犯罪ではなかろうか? やや関係ないが少し前(17日)のタイムラインで、郷原氏が<(明石昇二郎氏、広瀬隆氏の)趣旨は理解できますが、業務上過失致死傷罪の成立には、過失行為と死傷の結果との因果関係が必要です。告発状で示されている内容では、死傷自体の認定、又は因果関係の立証が困難です>とか言っていたが、そこをなんとか力強い説得力ある論理を作り上げるのが弁護士とかの仕事でしょう!!


■避難について。サテライト疎開の提案

子どもだけでも疎開させたい、
そのために国と県が支援をしてほしい。

という、希望。

チェルノブイリの時も、避難したがゆえに不幸になった、孤独になった、という事例が多くあった、という話しはすでに有名だ。しかし、それを理由に避難させないでいるには、放射線の危険が大きすぎないか? 特に子どもには。

そういう面もあってか、個々人がバラバラになる避難ではない避難を要望していた。


その後、子どもだけあるいは妻子だけでも避難させている、もしくはしようかどうか迷っている何人かが立ち上がり、自分達の窮状を訴えた。

確かに、個人が自主避難をすれば、膨大な金がかかるのは想像がつく。
世帯が一緒だから経済的に安定して暮らせているのが、ふたつに分離すればトイレ台所風呂などがふたつになり住居にかかる費用は倍近く、光熱費の基本料金二倍、ひとりが一回作ればすむ料理をふたりがやることになり二倍近く、そこへ通信費や交通費や引っ越し費、家電など必要経費含めたら大変な負担だ。それに加えて家族から離れたことによる孤独感だからたまらない。

田中龍作氏の写真にも出ている女性は、そこらへんも含め涙なしに聴けない訴えをしていた。(2時間10分頃)
とてもわたしには再現できないほど、痛々しい話しだった。
女性の話を聞いていて、これはもう政府じゃどうにもならないから、全国民で疎開費用を負担するしかないんじゃないかとマジで思った。調べると、日本の納税者数は740万人くらいいると言う。ひとりいくらでどれくらいの期間、子どもだけでも疎開させられるだろうか?


■自主的に避難したい人は(勝手に)してください…は、撤回してください!!

役人達、「自分達は決める立場にない」と逃げていたのに、「避難したい人はどうぞ」ととうとう「判断」した。

これには、しばし絶句していた福島親サイドであったが、しばらくして反論した。
なぜなら、日本国内どこへ引っ越そうとそれ自体はもともと憲法で保証された自由なのだ。
実際、避難できる人はすでにどこかへ避難してしまった。そういう形で、バラバラになってしまった。避難した先でその人たちは、チェルノブイリからの避難先で不幸になった人のように、なってしまうかもしれない。そのことを阻止しなくてはならないということもあり、上記の「撤回してください」であり、

■避難した人のネットワークを作れるように、政府も協力してください

という要望へつながった。

この事について、国と県が協力してほしいと、せつに訴えていた。



いやおうなく敵意が燃えてしまう場面もあるのだが、同時にどうにか助けてほしい、協力してほしいという念もあり、複雑な交渉になっている。

何はともあれ、内部被曝の計算法をちゃんと出して共有し、各人の被曝量を出すしかないような気がする。

そうすればより明確に疎開の必要性が見えてくる。(場合によってはしなくてもいいかもしれない)

自分達の暮らしをゆくゆくは原発事故から取り戻していくという前提で、


現地対策本部、というか政府、細野、菅、役人、早く答えを!!



タグ:原発 疎開
posted by sukima at 04:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

福島の中から

小出裕章さん(京都大学)×「侍」たち(福島大学)=?

↑震災後に福島大学行政政策学類の教員有志が立ち上げた『ガンバロウ福大!行政の「結」』というブログの一記事

を見ると、びっしりと小出氏に聞きたい内容--というか福島に住む者としての日々の悩み--が詰まっている。

福島県民の“放射能による影響”というのはいつ頃、どのような形で出てくるのだろうか。また、それは「放射能の影響」という形できちんと測定・分類をすることのでき得るものなのか。

被災地福島で「何かやらなければ、がんばらなければ」という焦燥感があるが、一番の問題は、何に対してがんばるべきなのか、なかなか確信が持てないこと。大学での勉強もしなければという気持ちもあるし、今そんなことをしている時期なのか、という気持ちももちろんある。今だからこそやらなければということに限定しても、今やるべきことは、避難や疎開なのか、反原発運動にかかわることなのか、あるいは、福島の復興にがんばることなのか、よくわからない。


しかも、大学生は文科省判断では「大人」なので、大学は除洗の対象外になっているそうだ。つまり、守ってあげる対象から完全にハズされているのに、心配要因は幾多もあるということになる。(若いため、ガンの発症年齢もそれなりに若い時期になる可能性。生殖細胞に影響を及ぼす可能性)



…小出氏を招いての講演そのものは、もう終了している様子。
あとは20日にビデオ上映会があるそうだ。
(近くの人はぜひ、とのこと)

福島の「侍」=若者たちに、小出氏は何を話したのだろう?
(といっても、若者は街でもマスクを付けないなど、関心がうすいため?
会場も年配者の方が多かったそうな。
どうすりゃいいのだろうか?)


☆ ☆ ☆ 


十勝毎日新聞社ニュース / 作家冲方丁さんが一時避難

とある文系ブログ見て知った冲方丁氏。
自宅が福島市のため、3.11の震災を福島市でむかえた作家の方。(その後十勝に避難)

・氏のブログぶらりずむ黙契録

インタビューにもブログにも、福島の外部ではなく内部で震災と原発事故を迎えたからこその視点が満載な上に、筆力の強さがいろいろな事を伝えてくれる。

やはり、原発観が傾聴したい話題だ。

あと、3月東京の人に関して<【東京にいる人たちが、なんだか、おかしくなっている】・ようやく落ち着いて連絡が取れるようになりましたが、東京にいる人たちの精神状態のおかしさに面食らいました。>とあって、…確かにそう見えたろうなぁとちょっと受ける。「 東京・埼玉の人間が、北海道に避難する必要は全然ありません。」 …たぶんファンの人が真似をして北海道に逃げようとしたのかもしれないけど、いくらなんでも逃げる先が違うわけだがあの頃は焦っていたから。そのくせ職場に行くと何事もないかのような日常業務を淡々と皆こなしているから、世代間断絶ならぬ、情報間断絶がすごかった。

(それは今もだけど)


『(フクシマは)いまや世界で最も有名な都市の一つとなっており、県では大規模な観光キャンペーンが準備されていた矢先であったことから、非常に複雑な気持ちにさせられる。「ヒロシマ」「ナガサキ」のように、力あるメッセージを発することができる都市になれるかどうかが、まさに「被災中」の今このときから、否応なく問われ始めている。』


そのメッセージ、聞きたい。

けど、佐藤雄平氏に発信できるかどうか・・・バッド(下向き矢印)


タグ:被曝
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ラックカイガラムシ…

…前回リンクした武田氏のニコ動、あの時点では全部見てなかったのだけど、さっき見て「ラックカイガラムシ」なる虫を知り、信じ難い気分になったため検索した。すると「カンボジア染織の「復興支援」(8)ラック虫(赤色染料)の森の再生」など多数のサイトで、ラックカイガラムシ、存在確認できた。

自分が無知なだけと言ってしまえばそれまでながら、この事はわたしの頭にミニ天啓をもたらした。

近年インターネットのお陰で情報社会になったと言われ、自分なりに情報社会の意味を分っていた気でいた。が、まだまだ甘かったのだと。

今まで化粧品会社や食品会社などの企業が、あえて知らせてはいない情報--虫の分泌液使用や、あるいはここでは関係ないが、数々の動物実験を経て化粧品などを作っていること--など、知らずにすんでいたことを、どんどんと知っていく事ではなかろうかと。
故意に隠しているわけではないけれど、積極的に知らせてはいないことを知っていく、ということが、情報社会の大きな作用の一つなのではと。

知らないですませていたことを、どんどん知るようになる、ということ。
そのことは、エネルギー施策をみなが考える上でも大事なのではないかと。

武田氏の話は、石炭を使用した火力発電(CO2出まくるやつ)を推奨するなど、けっこう衝撃的!!なので今すぐハイハイ了解とはいかないのだけど。

でも、ラックカイガラムシが生きられる自然も、残さなくてはいけないしなと、思った。


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2011年07月14日

枝野官房長官など政府・役人は、喫煙や飲酒や大食いや偏食と、この件を比較するの禁止!

let.jpg 7月7日枝野官房長官は、参議院予算委員会で放射線の影響について聞かれ、

「被爆した放射線量が100mSv未満では放射線が癌を引き起こすという科学的な証拠はない、ということでございます。

100mSvを超えても、100mSv〜200mSvの場合の癌になるリスクは喫煙や大量飲食・食事などの生活習慣を原因とする癌のリスクよりはるかに低い値であるとされています。続きを読む
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