ハケンについて、ナカマについて☆part5

☆産経新聞みたいな記事 特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか  家・    さん(毎日新聞)  翻って、今の日本はどうなのか。「自分の努力が足りない、怠けているのをさておいて、親が悪い、先生が悪い、社会が悪いと、責任を押しつけてばかりいる。己を顧みることを忘れているわけですね。これをどうしたらいいか。やはり物心がつくかつかないかぐらいの小さいときからの教え、しつけが非常に大切だと思うんですよ」 「ブログランキング」で人気上位「非国民通信」が、毎日新聞のくせにまるで産経新聞のようであると、上記記事を引用。いろいろと興味深い論評を加えている。伏字にしているのは「非国民通信」の真似で、ヒントは「作家・曽野綾子」ではない誰か。 答えは平山郁夫で、思うに、この方が「あの頃はよかった」的に語る時代は、それなりに「平等」だったのではないだろうか。 平山氏が言うように、この時代はとんでもないどん底で、その時代を皆が懸命に生きていた。 日本の資本主義経済の本格的な始まりがいつなのか、この「戦後」なのか、それとも明治維新の頃なのか不勉強にして不明であるが、どちらにしても、日本の資本主義経済の黎明期においては、ほとんど多くの人が平等にスタート地点に立っていたのではないだろうか? 今、大企業のキャノンやトヨタだって、おそらくは創業者が知恵者で、とんでもない才覚を発揮して会社を発展させた。 政治家にしても、良し悪しはともかく、裸一貫に近い場所から、おのれの才覚でのし上がって…

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ハケンについて、ナカマについて☆part4

☆最近変なニュースばかりで気分が悪いので具体的に書く気がしない もともと「変なニュース」を取り上げ、同時に日本マスコミの腐れぶりを弾劾してきたtakaokunさんが気分が悪くなるくらいに「変なニュース」とは。 いったいそれはどんなニュースなのか。 と思ったらこれは確かに変。 逮捕男性「警察に押し倒された」 首相私邸見学ツアー 2008年11月13日(木) 共同通信社  麻生太郎首相の私邸に向けて無許可デモをしたなどとして、東京都公安条例違反容疑などで警視庁に現行犯逮捕された3人のうち、会社員の男性(27)ら2人が13日、国会内で記者会見し「気付いたら警察官に押し倒されていた。強引なことをされた」と不当性を訴えた。  男性らが逮捕されたのは、10月26日の「麻生首相のお宅拝見」ツアーに参加した際。男性は「警察が襲いかかってくるとは思わなかった」と話し、公務執行妨害容疑で逮捕された30代の男性も「気が付いたら捕まっていた」と述べた。3人は今月6日に処分保留のまま釈放された。 麻生首相宅見学ツアー:フリーター労組ら「暴行しておらず不法逮捕」と会見 /東京 2008年10月28日  麻生太郎首相の自宅見学ツアーを行っていた若者3人が都公安条例違反(無届け集会)、公務執行妨害容疑で逮捕された事件で、ツアーを企画したフリーター全般労組(清水直子委員長)などは27日、都内で会見を開き「暴行はしておらず不当逮捕だ」と訴えた。  会見では、主催者側が撮影…

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ハケンについて、ナカマについて☆part3

前回の7/29と8/1に、物と物でつながる人間関係について批判っぽく書いた。 けど、批判だけだととても不十分な上に、昨今の状況は複雑なので、仲間・交友・コミュニティ・人とのつながり・友人関係とからめて追加する。といってもうまく説明できないので箇条書き 1:物の持つ賄賂的要素に敏感になりすぎ、贈りたい気持ちにセーブがかかり人間関係を作ることが難しくなった2:日本的な古いルールと、西洋的な贈答感覚が混ざり混乱。たとえば「出産祝い」をフランクに贈ったつもりで「半返し」が来るなど3:携帯電話のメールの普及により、誰と誰がどの程度親しいのか一目瞭然でなくなった4:携帯電話の普及により、まださほど親しくないうちに、携帯メールという密室的関係を始めることになりやすい5:人と親しくなる場として酒席があるが、日本人には飲めない人が多い。飲める人と飲めない人が混在する席では前者は後者に借りを作りやすい(もしくは、後者は無理やり同席させられ不満をもつ)6:個人情報保護法により、子どものクラスの連絡網に、クラスメイトの住所が載っていないため、親しくなりたいと思った相手にも年賀状などを出せなくなった7:信頼できる公の人間が誰もいなくなり、教師は制度的に1年単位で交代。人間関係、信頼関係を築くのがさらに難しくなった などなどなど。項目によってはまるで無縁な人もいるだろうし、個人的な愚痴でもありつつ、思いついただけ挙げた。 昔のように共同体ルールでベタベタしていたのも重苦しかったが、これはこれでみょうに孤独…

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ハケンについて、ナカマについて☆part2

わたしはほぼ毎日買い物をするから、前回のをupしてから数回スーパーに行っていて、そのたび目に止まるのが「お中元」の山積みで、横を通るたび「贈答文化批判なんていう無益でムダなことを考えたものだ」と思い、「ええええあたしが一人勝手に変わりモンってことでいいですよっ」という心情になり、世捨て人気分になっていった。 実のところわたしんちなどは会社員ではないから、もとから中元歳暮とは無縁なので別にいいのであるが、例えば、細木数子がテレビ番組で「ご近所づきあいが大事」と言うと速攻翌日に、一面識も無い隣の隣の隣の住人がスイカを持って来たりする。そういうのは違うのではないか、という話で、やりたい人たちの中元のやり取りにまで文句を言う気は無い。それにこういうのは地方によっても違うだろうから一概に言えない。 なんにしろ、「自分で選んだ道なのだから文句はいえない。悪いのは自分」といわゆる自己責任と捉えてしまうことが、派遣の問題が解決しない要因となっているらしい(あくまで一要因)。といっても、どんな状況下でも自分を保とうとするのは当然なので、それはごく自然な心理だろうと思うのである。しかしもし、自分次元を離れより広い視野から解決を図るなら、やはりそれなりに仲間というか、つながりが必要なのではないだろうか。その時に、仲間向けに別の自分を作らなくてはならないならそんなものは仲間ではないので、コミュニティが億劫になる要因は排されていてほしいと、素朴に思ったわけなのである。 しかし、暑苦しい中あえて言及する…

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ハケンについて、ナカマについて☆part1

少し前「ニートについて」で、社会の包摂性について「hatenaダイアリのキーワード」だの何だのと横滑りしつつ考えたわけであるが、派遣についても、やはり社会の包摂性とその前提である仲間感覚および仲間の存在と絡めて考えられそうなので、できるところまでやってみる。 ≪ソース≫ ☆1:文藝春秋8月号  ■社会保障費一兆一千億円カットの衝撃  貧困大国ニッポン ―ホワイトカラーも没落する  もう限界だ。※このままでは社会の土台が崩れる※ 湯浅 誠 ☆2:マル激トーク・オン・ディマンド 第378回(2008年06月28日)  ■死ぬか殺すかまで若者を追いつめる労働現場の現実とは  ゲスト:雨宮処凛氏(作家) ☆3:日テレ2008年7月18日放送分「私が総理大臣だったら」提出者:サンドウィッチマン  ■1年間バイトやハケンを続けた人は正社員にします ☆4:派遣労働は労働者の権利と労働組合そのものを壊していく ☆5:書評(労働・フリーター・ニート) ☆6:国家・市場・家族の失敗 ≪要旨≫ 1:「仲間」は育つのか? もし育てるのならば、「仲間」もしくはコミュニティを育てる際の障壁とわたしが考える「贈答文化」について 2:逆に、仲間もしくは日本社会を去り、より個人化する方向についても考える 先週職場に行ったら☆1の文藝春秋8月号が置いてあって、誰かが「ぜひ読んでくれ」と置いて行ったとのこと。見るとこの号の特集が「批判の嵐にさらされる東宮一家。孤立無援の両殿下は今、…

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