2013年03月22日

【震災復興】震災復興はどれくらい進んでいるのだろう?

3月11日にはさすがのテレビも震災関連の話題を取り上げたのだろうか?

当方テレビはたまにしか見なくて、関係ないけど先日たまたまチラリと見たら、一頃さんざんバッシングされた次長課長が復活していた。「笑わせたら100万円もらえる」というお笑い番組への出演だ。いいところまで行ったけど残念ながら100万円獲得ならず〜で、獲得したらどんなコメントを言ったのか? 「モノボケ」では随分神妙な顔で「ピンポン球いっぽんで勝負」とか禁欲的なことを言ってたがw
あと、インパルスも余裕で面白かった。
どうしてインパルスはもっと冴えたネタでコントをやってくれないんだろう、以前はあんなに面白かったのに。
ちょっとしたコトで過剰に血眼になる世相をコントにしたら腹抱えて笑えると思うけど……


ネットでは下のものが目立った。


  1. 震災から2年、風化させないために--ヤフーが大規模な復興支援を展開 - CNET Japan

  2. 復興庁のオフィシャルサイト

  3. 東日本大震災2周年特別番組「だから復興が進まない」でいいのか - マル激トーク・オン・ディマンド - ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局



1は困った時のyahoo頼みっていうか、ネットの最古参としての存在感を示してくれた。何もしないよりずっといい。
2は精読体制に入らないと成果および現状が見えてこなそう(精読しても見えないかも)。
 ただ、スクロールした下の方にボランティア情報などがあってそっちは役立つ印象。
3は、被災地の中でも陸前高田市に絞り込んで、様子を伝えている。被災地の中でもっとも何もない更地状態になっているところ。

わたしの同僚の1人がこの市が故郷で、先日、陸前高田市に行って来たそうだ(行くのは誰でも行けるようになっている)。中学だけは高台なので残っていたが、小学校も高校もなくなっていたそうだ。それでも野原のようになっていたため、思っていたほど悲惨な印象はなかったという。
(彼女の家族は、震災前に陸前高田市を離れていたため、被害はなかった)
陸前高田市の市街地はすっぽり低地だったため津波に何もかもさらわれてしまった。

それで今は、(ここに再び住むなら?)更地に土を盛って高くする作業が必要で、大変な一大事業となる。もうやるならやるで、一気に世界中にアピールしてから観光を兼ねて始めると良さそうな感じだった。

あと、町のシンボル、復興への希望の象徴として一本の松を残す作業を行っているのは有名だ。
参照:一本松募金へのメッセージ
3の番組で市長はこの松への思いも語っていた。

同僚はこの松には批判的、ではあったが、かといって積極的に批判というのでもない。
現地に住む人のブログ「再生 陸前高田」にも批判がましいコトは特にない。
思うにサイボーグだ何だと多少叩かれるくらいの方が人の話題になりやすくて、良い気がする。

あと市長が話していたのは、民主党政権から安倍政権になってからの変化。
あと、防潮堤、11メートルならいいけど15メートルはダメ、みたいな四角四面なダメだしを官庁に言われてしまうこと。
現地の声が有効にならない苦悩。現場を知らない役人の対応。

少し前クロ現で、水俣病訴訟で国とたたかった石牟礼 道子 (いしむれ みちこ)さんがゲストで出て言ってたけど、

「(当時)(水俣で起きていることや苦しんでいることについて)話し合うために東京に出たけど、話せる人が誰もいなかった」と言ってたの思い出した。

「(首都)東京まで(苦しい病状をおして)出て行って伝えようとしたけど、解ろうと、解り合おうとしてくれる人がどこにもいなかった」って。

ひいては石牟礼氏は、この国には国というものがない、誰もいない。
そうではなくて、(経済というものばかりではなく)精神、というものが国として成長しなくてはならないのだ、とも。


解り合おうとしながら進んでいくのでなければ、精神の成長というものはないし、発展というのもない。あるように見えてもそれは違う。


そういう強烈な印象をかましてくれることを言っていたのを、思い出した。

タグ:復興支援
posted by sukima at 19:12 | 埼玉 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月20日

【復興庁】【CSS】ガジェット通信を参照、復興庁について考える

ここんとこ自分、CSSに魅せられている。どうしょうもなくハマっている。
けれど、それも今宵限りにしようと思う。

なぜなら、これには終わりがないし、CSSばかりをやっていたら、CSSが飾るべき文章や画像がおろそかになるからだ。
そういう事態を防ぐために、わたしの使っているseesaaをはじめさまざまなブログサービスは、あらかじめデザインテンプレート(CSSとだいたい同義)をいくつも用意している。これにより、CSSなど知らなくても好きなデザインで自分の文章、画像、動画をアップできる。「段落」用タグなんか知らなくてもtextはアップ出来る。

ちなみにseesaa、今年に入って仕様を変更、いくつのか点で使いやすくなった。
日々のsukima: seesaa研究第二回にも書いた、あの長大な「ジャンル」から選ばなくてもアップできるようになった。あと、保存(アップ)ボタンが入力部分に近くなってやりやすくなった。助かる。

そんなで、CSSのことは知らなくも自動化されているのだけど、せっかくハマったのだから、思いついた事を書く。

ポイントは、見出しと引用

これは<h4>

<h5>
<h6>

見出しタグはh1からh6まである(数字が小さいほど重要度の高さを表現している)。斜体だったり太字だったする体裁はわたしがCSSのページで設定したもの。わたし的には、地の文章に対して左に飛び出させたのがミソ

見出しは、新聞や雑誌が好例な通り、記事のタイトルである場合と、記事内で読みのナビゲートをするものだ。
文章というのは長い。長くて読むのに時間がかかり、同時に体力や知力も使う。
であるから世の中に現存するすべての文章を読むことはできない。現存どころか、今日発行された新聞ぜんぶを読むことも不可能。というか一面を読むことすら大変だ。

いや、そんな程度なら別に何も苦痛ではない。問題なのは、「これ読みたい」「これ読まなくちゃ」と切実に思っている文章すら、読むのが追いつかないことだ。

ネットの文章は日に日に膨れあがっている。
であるから、見出しはいかに読む気にさせるかが重要。と同時に、期待外れにさせないためにも、内容にあったタイトルを付けたい。
検索エンジンはh5やh6には反応が鈍いためSEO的には無意味らしいが(<h1>〜<h6>タグの効果! - お小遣い稼ぎサイト)、文章のかたまりにメリハリをつける意味では有効に使うと便利だと思う。

引用は奥が深いのだ

ブロガーにとって見出し以上に気を遣うのは、なんといっても引用だ。
たとえば、【なぞなぞ霞ヶ関】何をしているのかよく分からない復興庁のお仕事についていろいろ聞いてみた - ガジェット通信で見てみよう。

【なぞなぞ霞ヶ関】何をしているのかよく分からない復興庁のお仕事についていろいろ聞いてみた
2012.04.18 12:00:16 記者 : ふじいりょう カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 政治 霞ヶ関

ブロガーから見て「なぜ?」と感じる、国会や公官庁の慣習や仕組みについて、政治家や官僚、メディアの中の人に聞いていく『なぞなぞ霞ヶ関』。2回目は、2012年2月10日に設置された復興庁について取り上げます。

言うまでもないですが、復興庁は東日本大震災における被災地・被災者が一刻も早く元通りになるために、内閣の下に置かれました。年間予算は2兆433億円職員数は約250名です。決して少ないリソースではありません。

しかし、復興庁の仕事に関してはよく分からないこともあります。例えば、サイトの冒頭には次のように記載されています。

復興庁は、(1)復興に関する国の施策の企画、調整及び実施、(2)地方公共団体への一元的な窓口と支援等を担います。

しかし、190名という全体の75%以上が東京勤務という配置。平野達男復興大臣は発足時の会見で、「復興の主体は自治体」と強調されていましたが、これで本当に被災地の自治体や被害者のニーズを把握できているのでしょうでしょうか。

ちなみに、現地で活動しているNPOの複数関係者に「復興庁から連絡などがありましたか」と聞いてみたのですが、「一切ない」とのこと。あるNPO幹部は「産業界との連携を図りたいようですが、具体的な住民のニーズの把握を主体的に務めているように感じられないですね」と話し、ハナから期待していていないような口ぶりでした。

また、各地方自治体の担当者に聞くと、この「一元的な窓口」というのはどうも限定されたものらしい、ということも分かってきました。東北地方の地方紙・河北新報に『津波に耐えた桜並木伐採 「希望だった」住民惜しむ』という記事が2012年4月13日に載りました。宮城県亘理町荒浜地区の桜並木が防潮堤の復旧工事に伴い二月下旬に伐採されたというニュースでは、「住民には詳しい説明がなく、作業を見かけた人が中止を訴えたが受け入れられなかった」とあります。この事件も含めて、とりあえず復興庁の宮城復興局に問い合わせてみました。

Q:亘理町の桜並木の伐採の件は、復興局として把握されていたのですか?
A:ニュースになったことは把握しています。この件は、防波堤の「復旧」の案件なので、直接の管轄は国土交通省になります。
Q:えっ? 「復旧」と「復興」はどのように違うのでしょう?
A:「復旧」は、道路や水道といったライフラインや今回のような防波堤の修復のようなものですね。「復興」は、産業の振興ですとか、新たなまちづくりといった案件になります。そういったことについては、各自治体の担当者と具体的に話しあっている最中です。
Q:つまり、予算をどのように配分するのか、ということでしょうか?
A:復興法で、特区などの制定により、さまざまな助成がありますので、どのように活用するのがよいのかを、自治体と相談しながら「復興」を進めるということですね。

Q:NPOの方々にお話しを伺ったところ、「どんなことをしているのか分からない」という声が多かったのですが。
A:被災者の心のケアなど共同していきたいとは考えてはいます。NPOが活用可能な財政支援について案内しておりますので、お問い合わせして頂きたいと考えております。
Q:復興庁として、具体的な企画やアドバイスはしないということなのでしょうか。
A:各自治体や住民のニーズに関して、できるだけヒアリングして適切な対策ができるようにしております。
Q:ちなみに、宮城復興局の職員は何名なのでしょう?
A:約35名になります。

いやぁ、「復旧」と「復興」って違うんですねぇ……というのが一番の感想になります。いずれにせよ、自治体やNPO・企業などからの提案待ち、といったのが復興庁の姿勢のようです。それから35名という職員数では、とても広い範囲のきめ細かな対応が取れるようには思えないのですが……。東京にある復興庁の担当者に聞くと、職員は「全省庁より移籍」しているとのこと。主な業務は、「自治体の要望・意見の吸い上げと、各省庁間の調整業務」ということだったのですが、予算を配分する前に必要な、各自治体とのコミュニケーションが取れる体制にないような印象を受けました。

また、被害者をはじめとする、一般市民に対するPRも不足しているのではないか、とも感じました。例えば、復興庁サイトの「被災者の方へ(各種制度の解説集、相談窓口)」のページはまったく情報が上がってません。これでは「何の仕事しているのか」という疑問を持たれても仕方ないと思います。

被災者の方へ(各種制度の解説集、相談窓口)| 復興庁
http://www.reconstruction.go.jp/topics/cat22/

しかし、復興庁に限らず、公官庁のサイトってなんでこんなに使いづらいんだろう?? ちょうど首相官邸のホームページの予算が4500万円だったということが話題になったことですし、次回は官庁のサイトはどのようなプロセスで作られるのか、調べてみようかしらと考えております。

……これでは、引用ではなく全文転載だ。全文転載ってどうなんだろう? やってもいいのか悪いのか。
よく分からない。人によっては、苦労して書いた文章をまるまる盗まれた気になって怒るかも知れない。
この「ふじいりょう」氏も怒って何か言ってくるかも知れない。もしもそうなったらわたしはこう答えよう。

あなたの書いたものはあまりにも社会的に重要度が高く、読まれる必要のあるものです。
しかも、無駄な箇所が一文字もないので、わたしには切り取れなかった。
わたしには…どうしても…

但し、あなたの「一番の感想」はわたしの一番の感想とは違います。

それでも、一番の感想を聞けたのは良かったと思います。

まあこれで許してくれるに違いない。(ってことで)
しかしだとしても、全文掲載すると、とても文章が長くなる。わたしが想定する読者は常に、活字中毒ではない、どっちかといえばヒマがあればビールを飲んでいるような無精な人物だ。なので人様の文章のせいで長文になるのは好ましくない。

また、被害者をはじめとする、一般市民に対するPRも不足しているのではないか、とも感じました。例えば、復興庁サイトの「被災者の方へ(各種制度の解説集、相談窓口)」のページはまったく情報が上がってません。これでは「何の仕事しているのか」という疑問を持たれても仕方ないと思います。

被災者の方へ(各種制度の解説集、相談窓口)| 復興庁 http://www.reconstruction.go.jp/topics/cat22/

これくらいなら短くていいだろう。
復興庁の問題点を端的に表し、なおかつ、復興の現場にいる個人やグループの目にとまった時、情報の実用性があるからだ。

本当にそうか、実際リンク先に行ってみた。
するとWhat's New!!なるwindows95時代を思い出すindexがあった。
What's New!!|復興庁」は「復興庁」トップページの、帯びに短し襷に流し的コンテンツ全体の新着情報なので、復興庁全体の新しい動きはコレってことになる。

最近だと二つ上がっていて、一つは[4月20日]復興推進計画を認定しました|復興庁という役所事務仕事ひとつやりました、みたいな報告。もう一個が[4月20日]被災地における在宅就業等支援対策に関する連絡協議会というもので、母子家庭のために在宅でできる仕事を紹介してくれる…? と思いきや、有識者で話し合う日時が4月25日であると。

4 議題 
(1)「被災地域における在宅就業等支援対策に関する連絡協議会」の開催について 
(2)関連する施策の状況について(報告) 
(3)各委員からの意見 
(4)その他

なんだか気の遠くなる話しだが、一般人も入れるみたいなので、直接意見は伝えられる(?)

サイトを見るとにぎにぎしく並んでいる行事というか、予定というか、報告であるが、実際はどうなのか?
そこらへんを伝えているのが、「ふじいりょう」氏の現地で活動しているNPOの複数関係者に「復興庁から連絡などがありましたか」と聞いてみたのですが、「一切ない」とのこと。あるNPO幹部は「産業界との連携を図りたいようですが、具体的な住民のニーズの把握を主体的に務めているように感じられないですね」といった情報だ。

さらにまた「河北新報 東北のニュース/津波に耐えた桜並木伐採 「希望だった」住民惜しむ」も人ごとながら悔しい話しだ。堤防作りが大事なのは分かるが、それ以前に地域の人への報告・連絡・相談が先だろう。何を勝手にやっているのだ。ほんとーに腹がたつ。それで被災者の心のケアなど共同していきたいとは考えてはいます。なんて言うのだから、怒りに拍車がかかる。最近では二言目には「心のケア」と唱えているが、心のケアは教科書に載っているものじゃない。今現在も心は左右され続けているのだ、例えば復興庁によって。

今日の重要なリンク先
  1. What's New!!|復興庁
  2. 東日本大震災の復興に関するご意見・ご要望
他の引用方法について

最近、<q>というタグがあるのを知った。さっき使ったものだ。自分の文章内に取り入れたい時に便利だ。この場合も、コピーアンドペーストで持ってくるのか、それとも自分で咀嚼した大意をもって来た方がいいのか…

それはともかく復興庁、トウキョウで固まってないで、ちゃんと仕事をするのかどうかってあたり。

posted by sukima at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

171の使い方

いまいち使い方の分らなかった 171
その画像版

171.gif



2013/03/23追加

171の使い方
ちなみに↑↑↑↑↑この右も左も、連絡を取りたい 相手の 電話番号
自分のではなく。


最近では「暗証番号」付きも登場したようです。

もっと詳しい説明byNTT(pdf)





posted by sukima at 15:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

眠れてますか?

ねむれてますか?


以下2010年5月7日に変更***********




続きを読む
posted by sukima at 01:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

孤独死、ミニミニ雑感

前回のこのカテゴリ続き
独り死で何が悪い! 有無を言わさない縁無縁での叙情共同体強調は、ひいては靖国的な国家包摂を要請することにも繋がることになりかねない方向へ。

…という、貴重なご意見もある模様。
しかし分からないのは、この意見の主は

1:独り死で何が悪い、自分は一人死をする
2:独り死で何が悪い、自分は、一人死する奴を構う気はない

と言っているのかどちらなのか。両方なのか。そこらへんをハッキリしてくれないと考えようがないのである。だから、ブクコメだの140文字だのは嫌いだっちゅうの。
posted by sukima at 13:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

地域。新しい人間関係

前々回追記

今yahooブログ検索でなにげに「無縁社会」調べたら、すごい反響。
(反響たって当ブログが、ではなくて、NHKの番組じたいが)
わたしもちょっと読みに行ったのだけど、たとえば

☆「2010-02-02 つながりの《作法》こそが課題」(ここ
「そこに手掛かりがある」というのだが、これではノスタルジーでしかない。 小学生が地域社会に溶け込めた60年代と違って、今は成人男性が小学生と会話しただけで通報されるのだ

というのは、わたしはうまくいえなくて素通りした箇所なんだけど、あのおじさんのケースをもって「(解決への)手がかり」とするのは、確かにそれだけでは無理がある。

この困難を、クリアできれば。
少女との関係に限らず、どの年代同士どの性差同士でも、「新しい作法」は、必要になってくる気がする。

作法といっても
息苦しくなく、義務ではなく、自由で、おおらかで、喜びのあるものがいい。
posted by sukima at 21:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無縁社会〜“無縁死” 3万2千人の衝撃〜

無縁社会〜“無縁死” 3万2千人の衝撃〜

 これは数日前の夜(1月31日(日) 午後9時00分〜9時58分)にテレビをつけていたら始まったのでそのまま引き込まれて見てしまったNHKスペシャル。

 死後幾日も経過してから遺体で発見される、という死に方の人が、ここ数年で急激に増えていること、また、これからもさらに拡大することが予想されることをテーマにした内容。自分も孤独死するのではないかと考える人が、どう予備的な行動をしているか、今現在どういう心情でいるかを、男性、女性とりまぜ数人に取材している。
 その一方、遺体で発見され身元を特定できないような人の遺骨がどう処理されるのか、生前の荷物がどう扱われるのか、素朴な疑問への解も効率よく盛り込みつつ、わずかの手がかりから氏名や故郷やかつての職場を特定し、生きている間どのような人物だったのか、その像を浮かび上がらせていく。

 浮かび上がらせてといっても、その胸のうちを、こうだったろうああだったろうと勝手に憶測する要素はほとんどなく(以前のNHKにはそういうところがあった記憶が)、孤独でみじめな生涯といった意味づけをほどこしていないところがよかった。そんな嫌らしい意図を持たなくても、充分に胸にズンときたし、また、映像も光の当たり具合やアングルなどに、映画のような柔らかい陰影があってささやかな演出として利いていた。

番組中に出て来た元看護師さん このような死が増えていることの原因を番組は「地縁・血縁・社縁」をなくした現代の暮らしにあるとする。が、原因追求自体はメインのテーマではなく、取材対象となった幾人かの人々がメインだ。中でも特に印象的だったのは、元看護師で現在70代の女性。親の介護をしながら仕事にまい進してきて、結婚する機会を逸してしまったという。生涯の宝物は、現役時代に患者さんからもらったぬいぐるみで、包んでいるビニールを年に一回交換しながら、長年大事にとっているという。彼女はすでに永代供養の共同墓地的な一角を予約済みだ。彼女は普通の墓石を見ながら「ああいうひとりの墓はいやなの」と言う。そして「あちらにいってまでひとりぽっちはいや。それにあちらにいっても看護の仕事をしたい」と。彼女の日々の暮らしぶりがどういうものなのか、完全に誰とも交際のない毎日なのかは分からないけれど、もしもそうなら、どこかの場所へいって何か喋らないと(自分の経験とか)もったいない、とわたしは思った。

 その女性の他には、元企業戦士+糖尿+うつ病罹患経験+バツ一+子あるけど疎遠、と図式化しては悪いけど、そういう苦しい身の上の男性も出て来た。定年して間もないようで、それほど高齢ではないものの若干身体機能の低下があるような動きで表情も固い。そういう人はなかなかと心の奥底をさらさないものだろうと思えたけれど、かつて銚子に赴いたときに出会った老夫婦の話をし始めたあたりは、涙涙がとまらなくなるほどで、今思い出してももう泣けてくる。(尺八を吹いていたそうだ。その演奏がよほどよかったのか、夫婦がよほど慈しみに満ちて見えたのか、詳しくは語らない唐突さで、取材の人も無理して聞きだそうとしないため詳細は不明であるけれど、語りだして泣いているのである)。「ああいう風に、自分も生きたかった」と、泣くのである。

 この方もこういう番組に出演したことをきっかけに、もっと誰かと話ができるといいと思う。
 尺八なんか吹けようが吹けまいが関係ない。誰かと話すこと、そういう場所があることが、一番ココロを活性化するし楽しいし救いをもたらすと思う。(最悪、ブログで表現、でもいいけどもあれは向き不向きがあるし、PCを揃えたりと敷居が高いし、声で話せるのだからそっちのがいいと思う)
 この方は、孤独死を絶対避けたいため、早々と老人ホームに入居しているのだけど、あまり人と交流があるようには見受けられなかった。

 そういうことのできるオープンな場所があれば、と思うのだけど。
 けっして強要ではなく集えて、話せる場所が。

☆ ☆ 

 お二方は、もちろんまだ健在の方だけど
 どこかミステリじみても来るのが、遺体でみつかった人。
 比較的共通しているのは、家族がいないわけではないこと。いても、疎遠であること。
 つまり、家族の絆が崩壊している、ということなんだろう。
 どうして崩壊してしまうんだろう。考えられるひとつは、地元に職がないなど、故郷を離れたくないのに離れざる得なかった場合。次は、親の価値観と衝突するなど、親がうっとおしくて離れた場合と色々あるかと思う。

 番組は、拙速に「解決策」を提示しなかったところが、逆に信用できる。もとより「孤独死」や「無縁死」自体は、殺人や泥棒のような犯罪、つまりその被害にあいたくないと断言できる、<明らかな問題>ではないのだ。また、ひとりでひっそりと死んでいく人を、そうと知っていて通り過ぎていくことも、明々白々に否定すべきことかどうかは、まだ確定してはいない。

 その段階から、それぞれが検証しなくては。
 (孤独死するのと、生活に好ましくない介入が入るのと、どっちが嫌かは、検証されないと)

 「社縁」にいたっては終身雇用の時代ではなくなったのだから、もはや仕方がないでしょう。

 唯一地縁だけが、ゆるやかに人と人をつなぐことが出来るのじゃないか? と希望を持つ。
 ただ、旧来型の古い人間関係のルールが頭にあると、なかなかと人と関わることも面倒になってしまう。

☆ ☆ 

 いつか続く。
タグ:NHK 孤独死
posted by sukima at 17:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

 

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