2012年04月30日

【紹介】2011年1月の小沢一郎インタビュー(岩上メルマガより)

前回の続きです

岩上氏の

直近の29号から31号は、こういうものだった。

岩上安身のIWJ特報
自由報道協会設立前夜
2011.1.17 小沢一郎元民主党代表との懇談会、全記録

届いたのは、4月10、12、13日の三日間で前編・中編・後編。しかし内容が2011年1月のインタビューであったことと、「また小沢さんかぁ」という気持ちから、読むのが遅くなった。何せ当方自慢じゃないが、小沢インタビューなら動画、テキストともに相当に摂取して満腹に近いし、小沢氏の場合ブレがないため、大きなインタビューを一個みておけば、あとはさほど違いがあるわけではない。

のだけれど、このインタビューでは、他で語っていないいくつかの興味深い事柄をとつとつと語っていて面白かった。有料メルマガなので引用は最小限にしないといけないながら、判決無罪後の今も、新聞テレビはまたまた悪意に満ちた報道をしているらしいので、その理由も拾いつつここにちょっとだけ紹介したい。(ほんとーにチョットだけ)

中国の言論

岩上「中国は今、全土でテレビのチャンネルが3,000チャンネルあるそうです。だから、向こうは一党独裁だとか、情報管理された統制国家だなどと言っていても、情報の多様性とか、日本をはるかに上回ってしまっています」

小沢「はい」

岩上「3,000チャンネルって、もの凄いことですよね」

小沢「だから、統制が不可能になってきてるんです、段々」

岩上「それから見ると、日本は本当に独裁国並みですよ」

小沢「独占ですから」

memo: 中国、そういう事らしい。
この話しの前は対米交渉について。参照3-3 新報道2001 小沢一郎 - デイリーモーション動画
アメリカはいつも日本に対して無茶苦茶な要求を平気でしてくるという。しかし日本は「結局それを許してしまう」。小沢氏は、役人でも政治家でもどうしようもなくなった政治問題になったものだけ、対米交渉の席に行くことになるらしい。

まず国民が…

江川「ひとつは、検察に、どこをどう変えて欲しいのか。ご自身の経験からどう思っていらっしゃるか…」

小沢「制度論と同時に、国民が『民主主義』というものを、もっと理解しなければダメです。要するに、検察が、たとえば恣意的に政治家を狙おうとしたら、何でもケチを付けられる。立小便でも逮捕できる、という話になるわけですが、これは、民主主義が危ういんですよ。そういう認識を、マスコミが持たないところが問題。僕だから、これで頑張ってるんですよ。他の人だったら、全部一発でアウトでしょう。半年ももたない。

 だからそれは結局、民主主義に対する認識の問題なんです。だから国民が、『これではだめじゃないか』と感じなければいけない。民主主義の基本は守れ、という認識に立たないと、他のことも全部そうですけど、お上支配は直らない」

memo:ここでは「だから国民が、『これではだめじゃないか』と感じなければいけない」
他のインタビューでも氏は、「国民レベル以上の政治家はあらわれない」という戒めというか警告というか叱責というかを、繰り返し発している。

ここ、重要

男性(発言者不明)「小沢先生から見て、何故、メディアはああなってしまうと思いますか?

小沢「それは、体制を守りたいから」

男性「クロスオーナーシップとか」

小沢「簡単なことで、旧体制、『アンシャンレジーム』の中で一番利権を持っているのは、既存のメディアだから。もしかして、その利権をなくすかもしれないという恐怖感が、彼らにはある。だから、『あいつ(小沢一郎氏のこと)だけは許すな』という…」

小沢「例えば、新聞も本もそうだけど、 再販(再販売価格維持制度)取っ払ってみたら、全部潰れてしまう。読売も朝日も、みんな潰れてしまう」

神保「あれ、閣議決定ですからね、再販って実はね。特殊指定で」

男性(発言者不明)「だから閣議で『やめる』と言ったら、それで終わりなんですよね」

小沢「それで終わりなんですよ。だからテレビも、入札にしてみればいい」

岩上「小沢さん、総理になったらやりますか?

小沢「***************

memo: (太字はsukima)***の部分はさすがに伏せ字にしておく。
新聞テレビの醜悪なまでの人権侵害であるオザワイチロー叩きは、こういう事が理由だとわかる。


sukima注:***の部分を知りたい方は岩上安身のIWJ特報!を購読のこと。購読月は無料
ただあえて知らなくても、要旨は十分満たしている。

sukima脚注:アンシャン・レジームとは? 仏: Ancien régime、旧体制[1]、旧秩序、旧制度[2]のこと

新聞の政治部は、選挙の取材をしない

上杉「日本のマスコミの悪いところは、政治部と社会部が分かれてるじゃないですか。選挙は社会部じゃないですか」

小沢「あぁ、そう」

上杉「選挙は社会部。政治部は基本的に中央の指示。これの問題は、僕も秘書をやっていたときに経験しましたが、選挙になると急に社会部がやって来る。選挙って、まさにこうやって突き合わせて、直接国民の声を聞くことが大事じゃないですか。でも選挙は社会部の担当だから、戸別訪問の重要性が、政治部は分からないんです」

小沢「あれ、社会部なの?」

一同「政治部は選挙の取材、やってないんです」

小沢「あぁ、そう」

神保「それが問題なんです。選挙を知らないんですよ」

上杉「唯一の民主主義の原点なのに。それが政治部には分からない」

小沢「あぁ、そうか」

岩上「選挙運動を見下してる。『どぶ板』などと言って」

小沢「要するに、地方には政治部がいないからね」

男性(発言者不明)「よく上杉さんがおっしゃってたように、小沢さんが説明責任を果たしていないと言うけれども、小沢さんは地方で、個別訪問しながら説明している。そういう話を、中央は知らないわけです」

上杉「知らない。もともと選挙を知らない。選挙がどれだけ大変か知らないし」

畠山「すごい大変ですよね。選挙ね」

神保「政治部は、だからエリートなんですよ、東京にずっといればいいって感じだし」

上杉「選挙っていうのは、汚いものだ。要するに、政治には不要だっていう、『不要論』になっちゃう。政治部だと、みんな共通の報道になる。アメリカだって、『どぶ板』やりますからね。オバマ大統領だって」

小沢「そうそう。みんな『どぶ板』よ」

memo: 一体全体、何をやっているんだ日本の新聞は。アメリカのジャーナリズムだと、ずっと大統領選挙取材していた記者は、当選後ホワイトハウスに入れるそうだ。
何も外国と比較する気はないけど、日本の政治部が選挙を取材してないなんて、想像だにしなかった。ここ、たぶんあまり知られていないと思うので(というか小沢さんも知らなかった)( ..)φメモメモ

靖国問題、遺族会

 あと陳情ですけども、以前も、『靖国問題』について会見で質問しました。要するに、遺族会の方が一番若い人で、今、66歳なんです。その人たちが、天皇陛下が来られない、ということが、一番の悲しみなわけです。

 もともとA級戦犯が合祀されていないことを考えると、それを行政の立場から、政治がリーダーシップとって、そうした環境を作ることはすぐにできることじゃないかと思うのですが、それを何とか、早いところやっていただけないかな、と。菅総理でも誰がやってもいいんですけど」

小沢「いまの政権は無理でしょう。賛成じゃないだろうから」

上杉「小沢政権、もしくは誰か別の政権になれば……」

小沢「******************************」

田中「よく記者会見でお世話になった、日本インターネット新聞社の田中龍作です。小沢先生は自民党幹事長時代、十八番が****の『*******』でしたけれども、いまこそあの歌詞がぴったりだと思いませんか。『何から何まで****よ、**と**の絡み合い、どこに*の*がある』。いまこそそれがぴったりだと思いませんか。どうですか」

小沢「お**様は見ているから」

小川「じゃ、最後。小川裕夫と申します。実は小沢先生が、代表選の時に、築地とか墨田区の町工場に行かれた時、追いかけて写真を撮らせていただきました」

小沢「ああ、そうですか。向島の」

小川「はい。民主党の幹事長の時も、けっこう写真を撮らせていただきました。先ほどちょっと出たんですが、今回の菅政権の閣僚も、女性閣僚は蓮舫さんしかいらっしゃらないんですけれども、さっきも話題になりましたが、今後、小沢先生が活躍を期待している女性議員というのは沢山いますか?」

小沢「***」

小川「閣僚に1人しかいないので、ちょっと寂しいなという気もするんですけれども」

小沢「*********」

小川「*****************」

一同「*」

岩上「ご苦労さまでした」

memo: だんだん悪のりして*を乱用したりして。

他にも盛りだくさんで、対米交渉の舞台裏。
小沢氏が語る選挙の極意。←これ、面白い
今、一番見込みのある政治家。そして政治家の育て方

などなど、興味深いことたくさん語っている。
それに、後継の政治家を育てるのもちゃんとやっていると分かって安心した。

 

 

 

 

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岩上安身責任編集 - IWJ Independent Web Journal

 

 


関連リンク

  1. 小沢判決/検察の「闇」が裁かれた 全面可視化しか道はない - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
  2. 八木啓代のひとりごと 無罪判決の敗者:もう後がありませんわよ
  3. 大手マスコミの小沢氏への攻撃の本質は変わりない。なら総理になって鉄槌を下すしかない。 かっちの言い分/ウェブリブログ
  4. 陸山会事件で小沢氏に無罪判決検察を守るために未来に大きな禍根を残した裁判所の判断 - ニュース・コメンタリー - ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局
  5. ゲンダイネット 小沢報道は全部ウソだったと謝罪の必要
  6. 東京地裁判決は小沢さん無罪をこのように説明している〜判決批判する前に読んでほしい! - 情報流通促進計画by日隅一雄(ヤメ蚊)
  7. 「虚偽記載」の真相−小沢さん無罪 | しなたけし(衆議院議員)
  8. shina.jp/判決要旨全文

 

 

posted by sukima at 08:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月21日

【メルマガ時評】自由報道協会の面々

畠山氏の

自由報道協会 FPAJ、最近あまり話題にならなくなったけど、そのぶん人々の意識に浸透したということだろうか? それとも、すでにして忘れられかけているのだろうか?
もともと「メディアではなく、記者会見の場」という標榜だったから、会自体は話題にならなくていいのかもしれない。
ちなみに自慢するわけではないけど当方、「寄付」、してます。
割とけっこうな額です。
それに日々のsukima: Donationというカテゴリもなくなったわけではなく、寄付および金銭感覚の変革は今も必要なものだと思うので、このカテゴリもおいおい復活したいところ。

そのFPAJの理事、会員である畠山氏のメルマガ。
直近の『Vol.045 「ここは日本のチェルノブイリになっちまった」』『Vol.044 警戒区域内で牛を生かし続けたベコ屋の一年』は良記事だった。
警戒区域内の家畜を生かし続けるために、昨年6月「希望の牧場プロジェクト」を立ち上げた、エム牧場・浪江牧場長の吉沢正己さんに取材。
事故直後に起きたことの、証言。その後の前例のない状況下でとった行動、心情などが、たんねんに綴られて。それに、「(殺処分ではなく)野良牛の使い道」という考えは、やはりその立場の人でないと思い浮かばない。他にもある。

「行政はいつでもメンツ、メンツだよ。オレたちは干し草をビニールで巻いたロールサイレージや配合飼料を確保して警戒区域内の牧場に運び込んでいるんだけど、『公然とトレーラーで牧場に運びこむのはダメだ。それは困る。内密に』と言われるんだ。殺処分という方針が出ているから、牛は飼わせないというのが建前なんだよね。でも、現実にオレたちは飼っているし、餌も大量に運び込んだし、牛たちは元気なんだよ」

有料メルマガなのに長い引用になった。が、ここには色々な情報が詰め込まれている。牛は原発半径20キロ圏内にあっても元気ということ。生きている。仔牛も生まれている。さらに絶対に入れないはずなのに、どうして入れるの? という疑問に対しては現場の空気感を。これが「危険だ危険だ」という思考に固まっていたら、元気に生きている牛など記事に出来ないだろう。考えよりも現場の事実。

だからといって、5年後、10年後を楽観できるわけではない。そんな根拠はない。
そういうのもあって、「(殺処分ではなく)野良牛の使い道」という提案も生まれている。殺すくらいなら、そういう道もあるのだなと、思った。それはそれで悲しいけど、やはり牛は人間ではなく、家畜だ。そして人間は家畜ではなく、瓦礫でもない。

上杉氏の

FPAJ代表・上杉氏のメルマガ。
こちらはビックリするくらい愚痴が多い。デマ扱いされる、捏造と言われると延々と書いてある。が、いったい誰に言われているのか、取材対象本人になのか、大手メディアの人になのか、一人になのか、十人以上なのか? そこらへん5W1Hがはっきりしないから同情したくても出来ない。
それで首をひねっていたところ、昨日今日になってはてなブックマーク - 上杉隆さんの捏造話が洒落にならなくなってきている: やまもといちろうBLOG(ブログ)というのが上がってきた。
つまりbuveryなる人物に言われていた…? よく分からないけどbuvery氏の書いたものを読むと、これがまた随分と情熱的な批判だ。

ホントに困ったわねぇの世界。たぶん上杉氏の場合、脳の構造が話し言葉に最適化されて成り立っているんだと思う。話し言葉は場をもたすためにフィクションや飛躍が混じるから、そのノリで書き物もやってしまうと大ポカをやらかす。
何にしろこの方は少し休んだ方がいいような気がする。疲れているんじゃないかなあ?

それはともかく、この際だからわたしも上杉氏の批判をしようと思う。
子どもの生死に関わる真剣な話題を連投しているかと思ったら、どこそこゴルフ場なう って何それ? 控え目に言って不謹慎。本音で言えば「ふざけんなっこのバカ」だ。ゴルフをするなって話しじゃなくて、つぶやきたいなら別アカウントでやれって思う。いい年してそんな事もわかんないのかねえ? あと二言目には海外のジャーナリズムと比べるのもどうかと思う。だいたいフランスだってアメリカだって核実験で世界中に核物質ばらまいている。ジャーナリズムくらいマトモでなきゃ滅んでるよ。

あと何だっけ、他にもあった気がするんだけど。

そんなタカシ界の巨星、上杉氏だけど、しっかり休んだらまだ働く場所はあると思う。なにせ世の中、ブログ、文書、書き言葉だけでは動いていかないのだ。
声に出して話す、話し合う、ということが、どうしても必要だ

岩上氏の

次回へ続く…。

posted by sukima at 05:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

嵐の中をいく自由報道協会アワード☆!☆

昨年の登場以来、もっとも有用な記者会見の場とともに驚きと顰蹙を提供し続けてきた「自由報道協会」。
今度は、自由報道協会賞なるイベントを開催している。

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posted by sukima at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

NHKは有働由美子の膣トレなんか報道していないで、脱原発デモが常に行われていることをちゃんと報道すべき

さっき、大分に住む母親と電話で話したのだけど、大分では10月29日に『 さよなら原発おおいた集会&パレード 』という脱原発系のイベントがあって、母も参加したらしい。

集まった人数こそ、数百人と規模は大きいとは言えない(かもしれない)とはいえ、
「原発推進の大分にしては、ものすごい数集まったのよねぇ。はじめてだよ、あんなに集まったの。
大分は福島から避難している人が多いから、その人たちもスピーチして、福島の子どもたちも前に出て原発はやめてって言っていたワ」
とのこと。

ところがこの様子を、NHKは、まったく報道しなかったという。
「車いすマラソンばっかり報道してデモの方はぜんぜんよ。ひっどいもんだよ、NHKはっ!!」
と怒っていた。

ちなみにうちの母はインターネットをぜんぜんやっていないので、ネットやってなくても同様の怒りがわくのだなと思った。

今調べるとその車いすマラソン、「 大分国際車いすマラソン大会 」のことのようで、行われたのは翌30日であるから、きっと一日中こればかりやっていたのだろう。サイトを見ると、イメージアップをねらった大企業がたくさん名前を連ねている。

車いすマラソンも大事だけど、大分にとって前例がないほど大きな集まりを、どうして報道しないのでしょうか? NHKは?

なにも、脱原発世論を先導しろとは言いません。
が、市民が行い、市民が必死になって訴えかけていることを報道するのは、市民から受信料を取っている立場として、義務ではないでしょうか?

先日19日に「あさいち」を見たら、朝っぱらから「セックスレス--妻が拒否--」なんてのを、柳沢解説委員以下ことさら糞真面目な気難しい顔でやっていて、びっくり仰天しました。その時は患者様がブチとテレビを消してしまったため続きは不明でしたが、 風のたより 天下の公共放送が朝っぱらから膣トレーニング特集 (youtube)をやっていたのを知りました。
血の気がひきました。いろいろな意味で。「そんなにまでして、被曝もんだいから関心をそらせたいのか」とさらに深刻になりました。

(それ以前に有働アナの膣のことなんか考えたくありませんっ)

☆ ☆

調べると29日は 埼玉でもデモ やっていたし、11月もやるそう。地道でいいな。

☆ ☆

ちょっと気になったので追加で
報道と肖像権

デモに参加する人は、そこが公共の場であり、「写される」のも前提で行くと思う。
けど、それに抵抗のある人は、何か工夫をする方がいいのかもしれない。
posted by sukima at 02:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月16日

2011年05月17日

反/脱原発運動が報道されないことの恐怖

反/脱原発運動が報道されないことの恐怖

17tokyo.gifうちがとっている東京新聞、「こちら特報部」はネットでも高評価で、たとえば本日の「東電広告費90億円の波紋」はツイッターでも話題になっていたし、「根拠なき『気休め工程表』」は、あれー?フリージャーナリストさんが書いた?と思うような見出し。惜しいのは「希望工程表」と表現しなくちゃいけなかったことで、「気休め」はちょい違う。(つー知る人は知る文脈が生じている)

それはいいとしても、一面にいたっては、ここ数日間、原発事故の振り返り特集になっていて、新聞てのは最新の出来事を報道するもんじゃなかったのか。たとえば今日なら、今日の福島第一原発。今日の福島。今日の野菜。今日の魚貝海藻。今日の海洋汚染。今日の政府。今日の各国の反応。今日の放射線飛散状況。今日の子ども達。今日守らねばならないもの。今日の市民運動。

本当にいったい何をやっているのだとイライラする。

そればかりではない。反/脱原発デモは、4月と5月だけでも数回起きている。しかし、いっかな報道されていない。わたしが参加した4月11日の高円寺のデモは、翌日の東京新聞にごく小さい扱いで載ってはいたが、15000人も集まった東京で起きた出来事を東京新聞のくせにどうしてもっと大々的に報道しないのか。読売新聞の場合は言うまでもなく翌日に確認したら一文字も載っていなかった。しかも、5月7日に渋谷であったデモは、翌日の東京新聞にもぜんぜん載っていなかった。もっとも、NHKはその日15秒だけ報道したとかで、さすがに自分の敷地の隣で起きたことなので無視できなかったらしい、との見解を得た。

お断りしておくが、わたしは載っていなくてがっかりしたとか、「載せて、おねがい」などという事を言いたいわけではない。新聞が載せなくては、存在しなかったことになり、歴史的にも、あるいは国外の人にも、「おとなしい日本人。政府や巨大企業に放射線を多量に浴びせられても文句も言わない」という存在にされなかねないことへ、不快な恐怖を感じている、と言いたいのだ。

正直、別にそれでもいいや、と思う方向への誘惑もある。もう面倒くさいからだ。
それに新聞などの大手メディアには、「それだけの力はない」という、見方もないわけではない。

しかしそれでも感じないではいられないのは、そこまで生殺与奪の権利を握ってしまった新聞メディアって何なのだ? という驚愕。さっきなどは思わず、そもそもいつ新聞なんかできたのかと、「新聞発祥」で検索した。→(明治3年。横浜にて。横浜毎日新聞)


今必要なのは、その生殺与奪の権利を取り返し、今起きていることを報道する権利を、何がなんでも奪還しなくてはならない、とゆうことである。







posted by sukima at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

2011年のジャーナリズムを後世に伝えるために。その3か4

2011年のジャーナリズムを後世に伝えるために。その3か4

フリージャーナリストの上杉隆がとうとう、矢折れ刃尽き前のめりにどぶ川に倒れたようだ。記者クラブのゲロと脱糞まみれのさぞや臭いどぶ川だろうと、気の毒でならない。
氏のオフィシャルページには、今年いっぱいをもって無期限休止を決意するにいたった経緯が綴られている。
わたしもせめて一言礼を述べようと、氏のコメント欄を見た。
そこでは多くの人が無期限休止に泣いていたし、途方に暮れていた。

思えば11日の震災の、被害を受けた地域の大きさ、亡くなった人々の多さ、生き残った人々の喪失感と悲嘆の大きさ。その衝撃が大きすぎたところへ、追い打ちをかけた原発事故。単なる事故ではなく、政府の言動からはワレワレを助けようという意志がまったく感じられなかった。詳細に記者会見を見ていたわけではないから全部の発言や行動を知っているわけではないが、「見殺し」という言葉が浮かんだ。見殺しは見殺しでもジワジワした見殺しだ。ある学問系筋は、放射線の影響で癌になるとしても、もともと日本人の50%は癌になるからそれが51%になるだけと、慰めているつもりなのか恐ろしいことを平気で発信していた。50%というのは100歳まで生きての50%なのか? もともと自分の体のことだけならさしてジタバタする気もない。年若い自分の家族が30年後に癌だったらその時まだ40代じゃないか。もっと若い子ならもっと早くだ。どうしてくれるんだよ。そのときは癌治療が発達しているからいいとかそういう理屈なのか。

見殺しにされても何も出来ない、どう行動していいのか分らない、誰の言っていることが正しいのか分らない、という暗闇の中で、フリージャーナリストの人たちの行動と発信が光りだった。政府(枝野さん)が会見で言うことなど、信じている人は少なくともわたしの周りにひとりもいなかった。「ああは言ってるけど本当は違うんじゃない?」と思っていた。口で言う事と内心で思う事が違うなど、誰にでもあることだ。いろいろな理由があってそうなるのだ。そこを追求する人がいないのだから、「これが記者クラブの弊害か」などと感心している余裕もこっちにはなかった。本当につらい、つらい日々だったが、紛れもなく光りがあったことを、ここに証言する。

(つらい日々、まだ終わったわけではないとはいえ)

そんなで、氏のコメント欄には自分の気持ちを書かせて頂いたので、もう気はおさまった。
そんでもちょっと腹立たしいのは、ダブルショックのトリプルショックとかさなっている時に、そういう事言わなくていいじゃないかという事だ。
人を泣かせるくらいなら、最初から頑張らなきゃいいんだよと思う。

がそうは言っても、氏のメールマガジンで知ったのは、上杉さんと葉さんと「朝日ニュースター」報道制作局長には大変な圧力が東電からかかっているそうだ。
有料メルマガ内の記述なので引用は控えるが、広瀬隆氏と広河隆一氏にいたっては地上波への出演そのものが許されていないという。

わたしはまだ原発に100%反対と決めているわけではないが、そういう圧力は許せない。

許せないからと言って、何ができるわけではないが、ともかく許せない。

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以上、「2011年のジャーナリズムを伝える」にはソースとデータが不足しているので、東北関東地震や原発事故にまつわるジャーナリズムについて、いつの日か時系列で振り返れる時がくるといいと思う。

無期限休止といえば、警察ジャーナリストの黒木昭雄さんという方が、命をはって警察の不正を訴えるということがあった。氏の場合は、ご自身が警察官出身でご家族も、ということがあり、深い思い入れゆえになさった行動。

なので、今回とはまるで無縁ですが、ちょうど、情報を黒木氏の息子さんがupしていました。


■■黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」 『ザ・スクープ』 第34弾 2011年4月3日(日) 14:00-15:25

 テレビ朝日『サ・スクープ』にて4月3日(日)に、黒木昭雄と岩手事件にかんする番組が放送されます。ご覧いただけたら幸いです。


タグ:記者クラブ
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