バブルの死角 日本人が損するカラクリ / 岩本沙弓

岩本さんは、新進気鋭の経済に詳しい人ということでパワープッシュされていたため、好奇心を抑えられず、購入して読みました。

本当に読んでよかったと思います。ことに最初の方は、「消費税」についての貴重な知識が盛りだくさんでした。

もともと消費税増税、どういう目的でやるのか、政府の説明とマスコミの解説作業は二転三転してきました。(端的な証拠→消費税upは、「国の借金」返済のためなのか、社会保障費のためなのか? NHKぬーすをっつ雑感: 日々のsukima

どの説明を聞いても腑に落ちなかったものが、本書を読み「そうだったのか!」と理解できた気が。

また、なぜ賃金が上がらないのか。その仕組みについて時価会計という専門的な話しを分かりやすく(といっても、わたしには未消化ぎみ)教えてくれました。時価会計に加え株主への配当優先の企業体質が、人件費への金の流れを止めている話し。これ、マンガにすると、

via:"It could probably be shown by facts and figures...

↑はワシントンとウォールstで尻ポケットに金を入れ合いっこしている政治マンガだけど、日本もマンガにすると、こういうのだろうと思い、なかなか平静な気持ちでいられなくなります。

(株主というのは、たとえば企業の幹部や高収入の人などが、ほかの企業の株を買って配当を得る。そういうライン、円環の中にある。株をやるのが悪いのではなく、収益が上がっているのに、人件費の方へ落とさないで、円環に閉じている状況が悪い。)

さらに話しは、副題どおり「日本人が損するカラクリ」の説明の方へ行き……
ここらは、どうしてそうなっちゃうの? と疑問の嵐に襲われました。

先日のツイッターにあったけど、NHKがまた<消費税増税か財政赤字増大か>みたいなフレーム作りをしているようです。

消費税の開始および、税率アップしても、財政はよくならなかったというデータ、あるんじゃないですか? よく探してください。財政は、他の要因でダメなのでは? 少し、真剣に真面目にやってほしい。他の番組では貧困問題などのテーマでドキュメンタリ作るからといって、それを免罪符にするのはやめてほしいです。

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