COP15、もしくはワレワレが掛けるべきソースは何なのか。ブルドッグかキッコーマンかはたまたオタフクか

COP15のポスター年の暮れも押し詰まった12月半ばになって、突然「コップ15」なるキーワードが躍り出た。聞いていると、どうも地球温暖化対策を話し合う会議らしい。そんなのやるなんて知らない、聞いてない、何それ? と別に自分が参加するわけではないとはいえ、焦った。なにせ、一応、地球温暖化問題は日々のsukimaでもブログテーマにしたことあるため、よほどつまらない話しでない限りは知らんふりもできないからである。

しかしそのコップ15について知るためのネタ元をどこにするかという問題が待っていた。言うまでもないが、コップ15にしろ他のにしろ、わたしは自分で取材するわけではない。取材どころか、基礎知識っぽいあたりを調べるのだって、他の人が書いたやつ(おもにwikipediaだけど)を見て、「へええ…」と感心するばかりなのだ。

それが以前なら、おおむね、ソースは大新聞あたりでよかった。
無邪気に大新聞の言うことは信じていた。
が、新聞もアテにならなくなってきた。
その最大の理由は、大新聞は、スポンサーを批判することは書けないことだ。また、大新聞は自分が雇用している労働者(おもに新聞記者)の給与をハイレベルに保つため(か、どうかは知らないけど)、記者クラブなるものを設置し取材の権利を死守している。その挙句に、取材される対象と談合状態であることは、有名である。

そんな話しを聞いたら、もう馬鹿らしくてやっていられないではないか。
(それでも三面記事は参考になるので、人の話題に乗り遅れないようにチェックしてもいいだろう)

ということで、いったい、ソースは何にしたらいいのか。
やっぱお好み焼きにはオタフクなのか。それとも特売のキッコーマンなのか。口が不意に垂れない構造のブルドッグなのか……

と、悩んだ末選んだのは、次の三つである。

★1:マル激トーク・オン・ディマンド 第455回(2009年12月26日) 神保・宮台COP15現地報告:新しいゲームが始まった

★2:2009年 12月19日 土曜 午後10時から10時43分 日本はどう戦ったのか ~COP15 交渉の舞台裏~NHK

★3:国際ニュース解説:地球温暖化めぐる歪曲と暗闘(2)

正直、これだけで、じゅうぶんだろう、こんだけソースで頑張ったら????? いや、本来すべき(はずの)ことは、ソースの調査ではなくて、CO2削減のために自分も出来ることをする、である。けどもそうなると、このパソコンも今すぐ消さなければならない・・・・・!!




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いや、それも考えていいと思う。
これから当ブログでupしていきたいテーマだと思っているのは、買うこと、使うことに、とことん自覚的になるライフスタイルだ。
自分にどこまでできるか分からないけれど、まんぜんと買い、まんぜんと捨てる、というのは違うだろうと思う。とうぜん、「電気」もその対象だ。



が今はそれは置いて、続きだ。

3の田中氏は、年末特集のテレビブロスを見てたら出ていた。
地球温暖化問題も、イギリスの陰謀であると主張していた。この方は、なんでも陰謀にするのが大好きで、関暁夫の師匠みたいな人なのである。しかも、googleやyahooといった検索サイトから自分のサイトが省かれていると主張していた。googleやyahooがそんな手間隙かけるほど「有害」なサイトとは思えないのだけども…。

その一方、1の「新しいゲーム」が始まった、というのも、いつからゲームになったんだろうと驚いた。ゲームならもうどうでもいいね。ゲームなんて自分がプレイヤーでないなら関係ないもの。もう関心持たなくてもいいんだね? ここらへん、田中氏のサイト(的な意見全般)を意識してのレトリックなのかもしれない。CO2が原因であろうとなかろうと世界はこのゲームを始めているのだからやるしかないんだよ、と言いたい。ここからして、もう負けているとしか思えないんだけどねぇ。でも試しに聞いてみた。

さてさて、どのソースが一番当てになるのか。
それを判定することは、わたしの10年代最初の一年の行動パターンの指針にもなる。
というのも、NHKを見て、それで充分だなと思えば、なんも1のソースを無理に見ることはないし、もしも1がよくてNHKがアテにならないのなら、来年も1をチェックしそうだ。


《感想》
★1
現地コペンハーゲンにわざわざ赴いての取材ということで、その興奮は伝わってくる。
あと、おおむね前向き方向に評価しているので、イヤなストレスがない。
反対に、「NGOが排除されていた」云々というあたりの重要そうな部分の会話が、ただのおだべりになっていて、ちっともジャーナリズムになっていない。
全体に言えば、事前に充分に情報を得ている人向け。
つまり、2のNHKなどを見ている、というのを前提にした番組の作り。

★2
ナレーションといいBGMといい、ドラマチックに盛り上げている。COP15に関して番組が一番気にしているのは、「日本はリーダーシップを取れたのか」ということ。もしくは、「日本は存在を示せたのか」ということ。
また、「日本はどう戦ったのか」というタイトル通り、ドラマのようなストーリー仕立てになっているので、頭にすんなりと入って来やすい。その反面、日本の戦い方やリーダーシップなんかは二次的なことであって、そんなのを主眼にするあたりに疑問を感じる。(実際には、オバマさんが相当に活躍した模様)(これがよほど悔しいのか?)
しかし、この件に限りなく関心を持ちそうもない層にも訴える「勝ち負け」主体の構成や、時間も人手もかけて取材した映像やインタビューの多さなど、やはり個人レベルではできない力を感じた。

★3
地球温暖化の原因がCO2なのかどうかはともかくとして、小さな島の国(ツバルなど)が、海面上昇によって沈んでいくのは、ほうっておいていいのか?
CO2が原因でないなら、何が原因で、島は沈んでいるのか?
特定できないなら、CO2ということでやるしかないのではなかろうか…


《総合》
1が言っていたのは、中国がもはや「途上国ヅラできなくなった」ことで、今まで、途上国代表としてふるまっていたのが、他の途上国から批判を受ける立場になった。そのことが、今回の大きな転換であり、中国をCOP15に引き込めた理由であると。

ここらへん、NHKも、少しだけ関連したことを言い、日本が中国以外の途上国に働きかけて説得して回った動き(「鳩山イニシャチブ」?)を、映像付きで紹介していた。ただ、NHKは、中国を悪者にするのに忙しく、中国参加の転換点について説明し切れていなかった。

《途上国》
2のNHKの方は、最後に途上国の人に意見を聞いて、「先進国は金でなんでも解決しようとしている。国土がなくなりかけているこの気持が分かるか」と、暗に日本政府を批判して締めくくっている。

一方、1の方は、「途上国側の主張が通って、当初2℃の上昇に抑制する、という話が、1.5℃に下がった」、と高目に評価していた。

一体どちらの話を信用すればいいのか。
こうなると、途上国なら途上国の意見を、別の機会に聞くべきじゃないのか。
見方によって万華鏡のようにクルクル変わるのじゃどうしていいか分からない。


《産業界のみなさまへ》
ここだけの話だけど、1のマル激のご両人は、「グリーンエコノミーにコミットしないとこれからの時代は負け犬になるぞ」と脅さないと産業界は動かないから、「勝者でい続けたいんでしょ、それなら環境だよ」と誘導するしかない、なんて産業界の皆様を闘犬か軍鶏扱いしていましたわよ。
冗談じゃないですねェ。産業界の皆様は、目先の利益だけじゃなくて長期的なスパンで、人とその他の生き物と地球環境が、調和をもって生存できるように、どんなに難しくてもやり遂げるに決まってますよね!! ほんとうに失礼な人達。

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