『検証福島原発事故・記者会見』に関する私的メモ

1.メルトダウン  福島第一原発の核燃料がメルトダウン(定義は様々だが、本書では燃料が溶けて圧力容器の底に落ちた状態とする)していることを東電が正式に認め、保安院がこれを追認したのは五月十二日、事故から二ヶ月も経過した後だった。  しかし、事故直後の記者会見から、メルトダウンの可能性を認めていた官僚がいた。保安院の中村幸一郎審議官だ。中村審議官はその後すぐに記者会見での説明者としての任を解かれてしまう。そして新たに登場した西山審議官は、メルトダウンを否定し、燃料は損傷しているが被覆管破損したにとどまっていると説明した。(後略) p.14

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危険厨 vs 安全厨 のバトルを、どうやったら超えられるか?

今年の1月始め、複雑な心境におちいる記事がタイムライン上に現れた。 福島に朗報、「甲状腺疾患の増加は予想できない」ロシア専門家=チェルノブイリ報告から考える合理的な低線量被曝対策 というのだ。 メディアがBLOGOSという、割合有名と思われる「WEB上の論壇誌」だから読む人も多いと思う。 書いたのは石井氏というジャーナリスト。 まずもってタイトルにある「ロシア、専門家」と聞けば、チェルノブイリで原発事故および放射線障害を研究し尽くした誰かなんだろうと思うから、その人の明るい話しならそれだけで朗報に思う。 けれどタイトルにある「甲状腺疾患」は、原発事故との関係でいえば、「半減期8日」と短いヨウ素131の甲状腺への蓄積しやすさをもって現れる症状で、同じくタイトル内にある「低線量被曝」とは別の事柄ではないだろうか。※1 といっても、「甲状腺疾患」は、そもそも原因が明確に分かっている疾患ではないらしい。 ただ、チェルノブイリ事故の際に、子ども達に多発したことは事実で、チェルノブイリ被害を過小に見積もろうとしたIAEAも、最後には認めた。 ちなみにIAEA(国際原子力機関)のIAC(国際諮問機関)は1991年5月21日(チェルノブイリ事故は1986年4月26日なので5年後)に、90年5月から1年間にわたる調査の結果を次のように報告したという。 放射線被曝に直接原因があるとみられる健康被害はなかったガンや遺伝的影響の自然発生率が将来上昇するとは考えにくい甲状腺結節は…

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被害者のために祈る日

福田君を殺して何になる ---光市母子殺害事件の陥穽--- / 増田美智子 へのアクセスの多い日は、光市の事件に何か動きのあった日なんだなと思います。 本日もそうなので調べたら、本日20日、判決が出るようです。

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藍原さんによる福島報告 (2012年02月18日)市民グループによる「サテライト保育」広がる

☆市民グループによる「サテライト保育」広がる(この回無料放送/ビデオニュースドットコム) 医療ジャーナリスト藍原寛子さんによる、福島レポート。 今回話していた内容は…  福島の子どもいる世帯のうち、避難できる人たちはすでに避難していて、どうしても避難できない人が子どもたちのために色々工夫しているお話。 「サテライト保育」といって、線量の低い地域まで車で連れて行って、そこで保育するという活動・グループができた。動画中では、0.3マイクロシーベルト毎時の郡山市から、0.1ほどに下がる猪苗代に連れていってスキーをしていた。普段は子どもが土を触るのも草木を触るのも注意しているところ、雪の上で寝転んだりとのびのびさせることができたと、おかあさんの一人は喜んでいた。  他は、自主避難した人が、避難先で保育園に入所できるのか、あるいは病気になった時の医療費はどうしているのか、といったこと。これらは、住民票を移して(正式に引っ越して)しまえば良いことであるけれど、家のローンなどあって簡単にいっていない。 ここらへん、いちがいに行政の全部が、無理解だったり冷たいわけではなくて、柔軟に対応してくれるケースも少なくないようだ。  他、医療費は福島市の場合は、去年の11月から中学生まで無料化したのだが、自主避難してしまうと、実質的受けられなくなっている。というのも、避難先ではいったん医療機関の窓口で全額支払わなくてはならない。返還してもらうには、福島市の窓口まで直接いかなくてはならない。…

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