2008年11月02日

時間が長くたつと、どんな出来事を語る言説も気ままに、気楽になるのか?

自分のアンテナを見ていたら、軍事ニュースとボーガスニュースで同じネタをやっていたため、一瞬頭が混乱し、ボーガス(ボーガス)と真面目が混ざり合って眩暈がした。

最近このタイプのことが多く、その前もひょんな検索から「五月人形としても最適です。吉徳の「ダース・ベイダー鎧飾り/ダース・ベイダー兜飾り」というのをみつけてしまい、「手の込んだジョークサイトだなぁ」と感心して眺めていたのであるが、よくよく見ると大真面目の本物らしいのだ。
えーーっ!!ダース・ベイダーって息子のルークを殺そうとしたんですよ?!五月五日のお節句に飾る兜って、子どもを守ってくれという願いを込めてのことでしょう??正反対の意味になるじゃないですか??ダースベイダーじゃ?!

と、ひっくり返った。

☆ ☆ ☆ ☆

それはそうと同じネタの方


[概要]航空自衛隊の田母神(たもがみ)幕僚長(60)が、日本の過去の戦争をめぐって「我が国が侵略国家というのは濡れ衣だ」と主張する論文を執筆し、懸賞論文で最優秀賞を授賞し、31日からネット上などに英訳とともに公表されていた。

 このことを受けて、浜田防衛相は31日、「先の大戦の評価など政府見解と明らかに異なる意見を公表しており、航空幕僚長にふさわしくない」として、田母神幕僚長を更迭しした。論文は日中戦争について「我が国は蒋介石により戦争に引きずり込まれた被害者」と指摘し、旧満州や朝鮮半島が「日本政府と日本軍の努力によって、圧政から解放され、生活水準も格段に向上した」と植民地支配を正当化。その上で「多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価している。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣だ」と結論づけている。
 自衛隊のあり方については、集団的自衛権、武器使用の制限を挙げ、「自衛隊は雁字搦(がんじがら)めで身動きできない。マインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない」と記している。こうした政府見解を否定する論文を執筆したことで、野党やアジア諸国の反発が予測される。

 田母神・空幕長は31日夜、自宅前で報道陣の質問に答え、「(更迭には)淡々と政府の指示に従う」と答え、論文の内容を変更するつもりがないことを話した。


なんで「幕僚長」なる存在が「懸賞論文」に応募してるのか知らないけど、しかもそんなのを最優秀賞に選ぶ団体って何者なのかぜひ知りたいものだけど、ともかく、この手の事を言い出す人は結構いる。
特に2ちゃんねらー。

というか、わたしの知り合いの2ちゃんねらーがそう。

知り合いは、「中国の支配から救ってやったんだ」とか「もともとは西洋列強がさんざん植民地にしていたのを取り戻したんだ」とか「日本のお陰で文明化したんだ」という。
植民地のことは、そういう問題じゃないだろうと思う。

仮に、一世帯あたり1億円をくれるのだとしても、日本語という言語を捨てるのをヨシとしますかっていうの。


まー確かに、困窮に困窮を極めていたら、金に目が眩んで二度と日本語を使わない約束をするかもしれない。
うん、なんかしそう。
しそうでこわい。

だからって、そんな弱味に付けこんで、他国が培った文化をふんづけていいのかって話だよ?

そういうと今度は、「いいじゃん、日本もアメリカの植民地みたいなものなんだから」と極論に走る。
「植民地ってこういう状態のことではないよ」と、わたしは言う。しかしいかんせん、よく分っていないので自信はない。
そして知り合いは、こっちの言うことは何も聞かず、同じ内容を言い張り続けるのである。

つまり、嫌韓で反中なんだと思う。
そして、自分がアジア人なのを受け入れられない近親憎悪に支配されているのだと思う。
それ以外に、解釈のしようがない。たぶん、アジア人が嫌いなのだ。


とりあえずそんな「幕僚長」ならいらない。首になってよかった。
ラベル:アジア
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2008年11月03日

インターネットが凶暴なのははてブやウィキペディアばかりじゃない

☆404 Blog Not Found:群衆の責任、いずこ - 書評 - ウィキペディアで何が起こっているのか

ウィキペディアの怪しさが最初に露見したのは、あれはいつだったか。
宮内庁や議員会館からの書き込みが発覚した頃だったか。
(参照:総務省や文科省もWikipediaを編集していた 「WikiScanner」日本語版で判明2007年08月29日)
以来、なるべくウィキペディアは使うまいとしてきたものの、最近ではつい使ってしまう。
自分の調べ物としてもだし、ブログを書く際、論拠として使ってしまうことも多い。

というのも、ウィキペディア以外から引いてくると、「どうしてここから?」という理由に興味を持たれ、その分他に関心が逸れてしまうから、というのもある。

ウィキペディアの書いていることが公正かどうかよりも、情報ソースとしての無色透明さが優先されてしまう。
ここ数年で募ってきたモヤモヤ感があって、ジャーナリズムや学問領域まで含め、すべての言説が政治、もしくは広告なのではないかという疑いだ。
ウィキペディアも当然その疑いの中にある。
のであるが、ついついそれを忘れさせる無色さがあって、考えてみれば恐ろしいことなので今一度思い出さねばと思った。


といっても、この書評が言いたいのはそういうことではないようだ。

ソーシャルメディアにおける悪しき群集のありようのことのようだ。
嫉妬心を利用することや、読者責任、群集と共存する道について考えようと、結んでいる。
わたしはこの本を読んでいないし、ハテナブックマークにも疎いながら、たとえばインターネットがいかに悪意を有効に発動し効果を発揮する装置であるかは、わたしなりによく知っているつもりだ。

たとえば、わたしがかなりのリアルでの有名人だとする。

わたしはかなり人気がある。

人気がある分、多くの反感もかっている。

そして、わたしにはコンプレックスがある。
鼻が長くて大きいのである。

整形できるならとっくにしているが、あいにく特殊なアレルギーなのでできない。

そんなわたしに対して、インターネットで悪意を発動するのは簡単なことだ。
それこそまずウィキペディアへの書き込み、そして2ちゃんねる。さらに、わたしの固有名と鼻を関連付けるアドワーズ。わたし自身はそのやり方に詳しくないが、さほど難しいことではないだろう。個人レベルでも相当にできるうえ、群集心理を使えば増幅される。
時間をかけて執拗にやっていけば、常にGoogleの検索結果一覧ページの上位に表示させることが可能だ。
このようにすれば、ほぼインターネット全域をあげて悪意で制圧したといっても、過言ではない。

そしてこの状況を改善すべく訴訟を起こしたくても、誰が対象なのかその相手が分らない。第一わたしは自分の鼻のことなんか話題にしたくないのだ。
不愉快きわまりないが、逃げ場はない。

インターネット、くそくらえ


☆ ☆ ☆ ☆ 


ただ、1)ウィキペディアの抱える、何を正当と受け取るのかいう判断(読者責任)の問題と、2)ソーシャルメディアにおける自由な言語活動を疎外する悪しき烏合の衆の問題と、3)ソーシャルメディアで表現活動をしていない(存在場がおもにリアルの人)相手に対する悪しき烏合の衆の問題は、性格と焦点が違ってくる気はする。
(3に関しては、よく韓国の俳優が自殺している。インターネットに影響うけすぎなんだよ!!)

それに個人的には「インターネット、くそくらえ」であることは一種感謝もしていて、ネットが桃源郷すぎてもリアルに戻れなくなるのでちょうどいい、という側面もある。

という面もあることはあるが、やはりどうしても気になる大問題なので、『ウィキペディアで何が起こっているのか』という本は読むかも。

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2008年11月05日

憲法は誰を守るのか??

☆田母神前空幕長 異例の定年退職

その田母神前空幕長、当ブログで前々回「首」と書いたけど、正確には「定年退職」という扱いになったもようなので、うかつにヨソで「首」(懲戒免職)といわないように注意してください。

しかし、意外といつまでも続いている本件。よく分らないのは「航空幕僚長」なる地位で、「航空幕僚長」ってそんなに下っぱの一般人に近いものなのか?

憲法が保証する「言論の自由」とは、あくまでも国民のためにあるものであり、それは、国家がその権力を不当かつ自由自在に国民に向けて働かすことがないように、という目的のものではなかったのか。少なくともわたしはそう教わったのであるが。(つい最近だけど)

であるから、航空幕僚長の「言論の自由」について何か語る時に憲法を持ってくるのはどうなのか。
(それを言ったら国家公務員は何も言ってはいけないのか、とかいろいろ付随するものもあるかもしれないがそこまでは考えていない…)

もちろん、今となっては田母神氏も国民の一員なので、好きなように言論の自由を行使すればいい。
彼は、自由だ。
しかし「政府見解に一言も反論できないなら、北朝鮮と同じだ」と会見で主張していた彼。(テレビで見た)

この人は北朝鮮の何を知っているのか。それだけ好き放題言っておいて北朝鮮と同じなんて。
北朝鮮のような国にならないために、たゆまぬ努力をみなさんしているではないか?
アメリカやヨーロッパやタイやベトナムなんかだと、あっちの方が幸せかもなぁと思う部分もあるが、間違っても北朝鮮にあるわけないだろ??!!


「麻生さんのおうちを見にいこう」のどかな企画に警察暴力―関係者に聞いた現場の真実

警察が三人を逮捕したそうだ。
憲法第21条の「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」に反している。
これが、「権力」ってやつだ。

この権力行使は何なのか?


「のどかな企画に警察暴力」と書いてあるが、写真を見る限り「のどかな企画」には見えない。
見えないし、麻生首相という62億円の豪邸に住む「格差社会の頂点」の家に、働いても働いても働いても困窮をきわめるワーキングプアの人間が行こうという時に、怒りの念がないはずがない。

ないはずはない。とはいえ、昔にあった抗議デモとはスタイルが違っている。

ラベル:憲法
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2008年11月10日

先週のニュースを振り返る

■先週の最大のニュースは、なんといってもオバマ大統領の誕生と、小室さん逮捕の二本だった。
うちの周辺的には、小室さんの方が人気で、小室さんが行ったというサギの手口を事細かに説明してくれる人まで現れた。
やった動機は金に困ってのことらしく、最盛期は年収26億円もあって税金で6割引かれても10億円くらいはあるわけで、一体何に使ったのか、フェラーリを数台買ったとしても、まだまだ余るだろう、とか、相当に想像力を巡らしたがあまり思いつかず、それは周辺の人も同様で、パットしなかった。

ある人は
「マンション経営すれば一生安泰じゃないよ? どうしてしなかったのかしら?!」
なんて言っていたが、アーティストだからマンション経営なんてオッサンぽい事はしたくなかったんじゃないかなぁ? というか、最近はマンションも余っているらしいからあまり儲からないのかも。そのくせ賃貸料はちっとも下がらないのだから、本当にふざけている。ふざけてふざけてふざけている。

ああ、いつになったら家が買えるのだーーー!!!


■あとオバマ氏の方であるが、当確の日はケーブルテレビでCNNを数時間観た。オバマ氏の演説は、それはそれは見事で、聴いていて感動のあまり涙が止まらなくなった。

CNNの同時通訳では
「皆さんが、私のために選んでくれたわけではないことは分っています。
目の前の問題があまりに大きいから、そのために選んだのだということを。

アメリカの強さは、軍事力の強さでも富みの力でもなく、理想、民主主義、希望、自由の力なのです。」

などなど。などなど。
うまい、演説うますぎる!!

また、オバマ氏の地盤であるシカゴ市民の狂喜乱舞ときたら、こんなにもこんなにも人って喜べる。
それも、単に浮かれたヨロコビではなくて、ほんとに苦しい貧困が広がっているらしいアメリカだから、命がつながったような喜びなんじゃないかな?


わたし自身「戦後民主主義」で育ったせいか、「理想」を信じているタイプの人間であるから、アメリカ人の喜びように感涙した。

という感じで見ていたら、CNNキャスターが、「それでは、世界各地の様子を伝えてもらいましょう」と言い出した。わたしは、「その世界各地の中に日本は入っていないだろうな」と思った。アメリカの貿易相手国として日本は第四位であることを、人のブログで読んでいたからだ。つまり日本はさほど重要な国ではなくなっている。ちなみに第一位は中国である。
案の定、北京からは、中国系らしき女性レポーターが伝えた。それによると、コキントウ主席は今まで民主党と共和党のどちらを支持するか言うのを避けていたが、オバマ歓迎の意を伝えたということだ。
北京以外では、ロンドン。
それとオバマ氏の父親の出身地であるケニアの熱狂は、とても熱心に伝えていた。
あとはモスクワで、モスクワのトップの反応は冷ややかだけれど、モスクワ市民は歓迎していると伝えていた。
あとフランスやイタリアなんかも出て来た。

日本が出てこないことは、一抹の寂しさを感じさせた。けれど、いいんじゃないのそれで?
アメリカの理想とアメリカの民主主義は素晴らしいけど、やはり演説で感動しすぎたことがちょっと警戒感を持たせた。ヒットラーが演説の名手だったことは有名だ。日本人は、熱狂には必ずしも参加しなくてもいい。


と、思っていたら、びっくり仰天したのが
「それでは、日本のオバマシから伝えてもらいましょう!!」とキャスターが言い出した時だ。
は? オバマシ? 何それ?

画面は、やけに画質の悪い映像でまともに映っていないながら、日系らしきロングヘアーの女性が「オバマシの熱狂」を伝えだした。

オバマシ、つまり小浜市の市民の喜びようを、である。
小浜市民は、みなハワイアンダンスの格好で、カメラの前でピースをしたり、飛んだりはねたり。
シカゴ市民の、あの深く噛み締めるような重厚さのある喜びとは違って、盆と正月がいっしょに来ちゃったー的なおめでたさだった。

レポーターに対し女性のキャスターは「つまり、名前が同じ、ということですね?」と確認。
「そうです。8年前から応援してきました。」とのこと。

なんというか、昨日、今日に始めた応援ではなく、年季のいった応援だった模様。

あぜん…

としたものの、結局日本からの報道は、小浜市だけだったので、小浜市がつないだ日米友好とでもいいますか?
またレポーターが的確っちゃ的確なことを言っていて
「日本にとってアメリカは重要な貿易国。アメリカ人に製品を買ってもらわないと困るのです」
なんかちょっと屈辱的だけど、それでこの番組を見たアメリカ人が、日本製品を買うんだったら、メデタシメデタシだ。


お金バンザイ


ったらバンザイ!!!
ラベル:小浜市
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2008年11月14日

だらいらま14せい


【11月14日 AFP】中国政府は14日、声明を発表し、チベット(Tibet)仏教の精神的指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世との会談を予定しているフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領をけん制した。

 外務省の秦剛(Qin Gang)報道官は、「数々の努力の結果として、現在、良好な発展を続ける中国とフランス、中国と欧州の関係を大切にすべきだ」と述べたうえで、「フランスには、大局的な立場に立ち、中国が重要な懸念を抱いている問題に配慮した上で関連の諸問題に適切に対処し、安定した中仏・中欧関係の発展に務めるよう求めたい」と釘を刺した。

 フランスは今期EU議長国を務めている。(c)AFP



ダライ・ラマって人は面白いな

ダライ・ラマは西洋でも尊敬されているようだ。

しかし、だからといって、ダライ・ラマが言った一言一言を待ち受け、それに影響を受けすぎるのも違っている。
そんなのはカルト宗教だ。

やはり、自分の考え、自分の気持ち。
そーいうのが、大事だ。
60億分の1にすぎない自分でも。

西洋社会がもたらしたものの多くは凄くて素晴らしい。

けど、それは世界の半分から1/3??程度のこと。

もっとこうじゃなくなれる、という感覚と予感だけはあるのだけど、なかなかと実際がついていかない感じ。

ラベル:ダライ・ラマ
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2008年11月15日

ハケンについて、ナカマについて☆part4

最近変なニュースばかりで気分が悪いので具体的に書く気がしない

もともと「変なニュース」を取り上げ、同時に日本マスコミの腐れぶりを弾劾してきたtakaokunさんが気分が悪くなるくらいに「変なニュース」とは。
いったいそれはどんなニュースなのか。

と思ったらこれは確かに変。

逮捕男性「警察に押し倒された」 首相私邸見学ツアー

2008年11月13日(木) 共同通信社

 麻生太郎首相の私邸に向けて無許可デモをしたなどとして、東京都公安条例違反容疑などで警視庁に現行犯逮捕された3人のうち、会社員の男性(27)ら2人が13日、国会内で記者会見し「気付いたら警察官に押し倒されていた。強引なことをされた」と不当性を訴えた。

 男性らが逮捕されたのは、10月26日の「麻生首相のお宅拝見」ツアーに参加した際。男性は「警察が襲いかかってくるとは思わなかった」と話し、公務執行妨害容疑で逮捕された30代の男性も「気が付いたら捕まっていた」と述べた。3人は今月6日に処分保留のまま釈放された。

麻生首相宅見学ツアー:フリーター労組ら「暴行しておらず不法逮捕」と会見 /東京

2008年10月28日

 麻生太郎首相の自宅見学ツアーを行っていた若者3人が都公安条例違反(無届け集会)、公務執行妨害容疑で逮捕された事件で、ツアーを企画したフリーター全般労組(清水直子委員長)などは27日、都内で会見を開き「暴行はしておらず不当逮捕だ」と訴えた。

 会見では、主催者側が撮影した逮捕時の映像を上映し、警察が発表した逮捕者が暴行した事実がなかったことやデモや集会ではなかったことを説明した。

 清水委員長は「拡声機も使わず、肉声で話をしながら麻生宅に向かっただけ。事前にデモではないと、警察の了解も得ており逮捕は不当だ。首相の豪邸を見て、格差と貧困をリアルに実感することが目的だった」と話した。逮捕された3人は全員フリーターだという。

 ツアーに参加していた作家の雨宮処凛さんは「ワーキングプアの自分らの状況に異議を申し立てただけで、逮捕されるとは信じられない」と述べた。【東海林智】

〔都内版〕

毎日新聞 2008年10月28日 地方版


これは11月5日に当シーサーブログでもちょっと取り上げた、26日の渋谷で起きた麻生邸見学歩行の一件だ。

この件は、雨宮氏のブログにも成り行きが書いてある。

「権力」が、今までカメレオンのように色彩を背景に似せていたものが、ここへきて色鮮やかにグオンと前景に見えてきた気がする。

そういえば、つい先日池袋に行ったら、路上で音楽をやっている2人組に警察が関わって、表情こそ笑顔で友好的だけど警察が声をかけたらそれは「尋問」みたいなものであるから、その2人組と、そのまた隣にいた2人組みは「やばい」とばかり音楽の道具をたたんでしまった。

路上でパフォーマンスすることもダメなのか。
どうしてダメなのか。
路上のパフォーマンスを楽しむ自由は日本国にはないのか。
腹立たしい。

日本にほんとうの自由と豊かな文化を根付かせるための具体的な政策

自由市場経済は多数決原理で動いています。

たくさんの人間に価値を評価されないと、なかなかお金を得られません。

そして単純な多数決原理だと、通にしか分からないような

繊細な日本語文章を生み出せる可能性のある文化の担い手には

じゅうぶんなお金が回らず、

彼らは収入を確保するために走り回るワーキングプア状態になりかねず、

実質的に文化を創造する自由を奪われてしまうのです。


弱肉強食を生き抜き、自由市場経済の中、多を勝ち取ってお金をたくさん得る。
そういう生き方を好む人や、適性のある人はそれでいいとしても、そんな人ばかりではないうえに、第一、そのような生き方の人間では到達しえない境地というのがありそうだ。
ここの例でいう「繊細な味付けの料理人」もしくは「ゴロツキ」など。

やはり、何より懸念するのは、「じゅうぶんなお金が回らず、収入を確保するために走り回るワーキングプア」となり、他のことが何もできず、若者らの命が削られていくことだ。

本当なら、旅行をしたいとか家を持ちたいなどの理由でものすごく金をたくさん得たい人が休み少なく働き、そうでない人は、最低限の労働時間で最低限暮らせるだけの金を得、確保した時間で文化活動なりなんなりをする。という状態が望ましい。


やや話は逸れるが、学校教育の中に何が抜けているかといって、「税金教育」「年金教育」がまるでない。
きちんと教えないから、大人になってもその重要性が分らず、なんとか払わずにすまそうと考えるか、税金を払うのを損だと感じるようになる。
いったい、このことによってどんなデメリットがあるかというと、「社会の一員として自覚がもてない」のは言うに及ばす、そこから派生して「政治への無関心」へといたり、税金がどう使われているのか監視するのを怠り、政治家や官僚の不正に対しても怒ることができず、結果自分達が暮らしづらい世の中にしてしまう。
そればかりではない。
税金は、払わないですむということはないため、また、膨大な利子がつくため、少し滞納していると絶望的なまでの高額になっていき、それが毎年毎年累々とつもり、とんでもない額になる。

こうやって、その人は、国および自治体によって脅迫されつづける人生に堕ちていく。

どうしてくれるんだ? 

知り合いの2ちゃんねらーのトモミにそのことを言うと
「日教組の陰謀だよ。日教組は革命のことしか教えなかったからさ!!」
などとのたまっていた。まったく2ちゃんねらー(とくにトモミ)は二言目には日教組である。

わたしは日教組について未調査段階なのでよくわからない。
ただわたしのカンではそういうことではないと思う。

教育の世界では、子どもは大きくなったらどっちにしろ会社員か公務員になる。なれば税金も年金も天引きであるから、わざわざ教える必要はないと思っているのだ。

そこが間違っている。

会社員にならず、自由業、自営業になろうとも、納税はしなければならない。
ということを、ちゃんと教えるべきなのだ。
このことは逆に言えば、自由業、自営業という生き方もひとつの立派な生き方であることを、間接的に教えることにつながる。それが大事だ。

そのことが、非正規雇用もひとつの生き方であると認めることにつながるかと思う。
正社員ばかりが納税するわけではなく、正社員ばかりが認められていいわけではないのだ。


ところで、分裂勘違い氏の言うことには若干のムリがある。

ワーキングプアにならずにすんだ若者が文化活動を行えたとしても、「日本文化の担い手」になれるとは限らない、ということだ。
つまり、繊細な味付けの料理を作る優れた料理人になれるのは、ほんのひと握りしかいない。
繊細な味付けの優れた料亭の料理は、多数派には理解できないとしても、優れた味覚の持ち主には理解され賞味されるので、単価を上げていけばいいしステイタスも発生するので、それなりにうまく回転する。

しかし、多くの料理人志望は、そういう味には到達しない。
煮ても焼いても喰えない味の料理ばっか。
「もうやめな料理なんて。別にマックでいいよ。マック美味しいじゃん?」と説得しても聞き入れない。


POSSE--POSSEは、労働相談を中心に、若者の「働くこと」に関する様々な問題に取り組むNPOです。

ポッセは、なんか頼もしい。うれしい。

けど、なんか難しすぎる気もするけど、大丈夫だろうか。

POSSEという雑誌も、ハイレベルすぎて肝心のワーキングプアが読むのかが不安になる。
それ以前にわたしが読めるのか不安になる。

ワーキングプアの反対は、ワーキングリッチでありこそすれ、ワーキングインテリジェントではないのではないだろうか。

アンチ富裕層的になることで、金よりも価値のある知性というもので勝負している印象があるわけであるが。
むろんわたしは結婚相手としてなら、富裕層の馬鹿と、ド貧乏の知性あふれるイケメンだったら、後者を選ぶわけであるが。(イケメンは余計)



---->>>>>>>この項、続く
posted by sukima at 19:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 助け合う社会 | 更新情報をチェックする
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